河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

僕は、Common Lisp/CLOS は、C++ 的なところがあって嫌いなんで
す。その中心には、Common Lisp の compiler 偏重があるんだよね。
C++ の持つ「中途半端な、最適化を、考慮した仕様」(中途半端は
最適化、あるいは、全体にかかる) ってのがCommon Lisp にもある
気がする。他方で「Compiler の最適化を前提とした、複雑な機能」
ってのもある。こういう言語(C++ / CLOS) は教えるのがすごく大
変。

で、「Interpreter を重視していれば、そうはならなかった」と僕
は考えます。で、第十則みたいなCommon Lisp の良いところは、実
は、Interpreter から来ていると僕は信じているわけ。それが「基
本的には」に掛かっている心です。

で、Interpreter を重視しないなら S式に拘る必要はないわけで、
実際、ML とかは、S式じゃない構文なわけです。もちろん、Listner
もあります。それでもS式なのはなんでかというと、S式でないと Lisp
じゃないからなんだよね。

ただ、商業利用に耐えるLispっていうとCommon Lispに、なっちゃ
うんだよな。まぁ、そういう一面を持つ Lisp で、主流であるのは
認めます。Scheme 使ってもいいんだけど、Scheme は Lisp じゃな
いっていう人の方が多いか。

In article <71isast2fw.fsf@hinttika.msi.co.jp>, KURODA Hisao <kuroda@msi.co.jp> writes
> 動的な patch あてには load があれば良いだけですし、
> 動的な program 変更には compile と load があれば良い。

まぁ、ねぇ。C でも、あるっちゃあるんだよな。dlopen とか。

> もちろんそういった operation を行なうための i/f 、具体的には listener 
> が必要ですが、listener と interpreter はまた別物です。

C だと、gdb が listener になるか。(そうなのか?!)

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科