河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

In article <5fwud5lzl9.fsf@maya.phys.kyushu-u.ac.jp>, Kiyohide Nomura <knomura@maya.phys.kyushu-u.ac.jp> writes
> > 砂川先生の理論電磁気学のカッコ良さってすごいんだけど... なん
> > か違うかも... ってそういう感じ? 
> 河野さんの「感じ」を具体的に述べて欲しいですけど、

理論は少数の原理でさまざまなことを説明するもののはずなんだけ
ど、実際にそれをやっていくと、細かい仮定や逃げ道的な近似が出
て来て、それはそれで非常に精密な学問になるんだけど、全体的な
「正しさ」みたいなものが怪しくなる.... そんな感じですかね。

> 「
> 研究途上では、ad hoc な仮説や研究結果の積み上げに頼ることも多い。
> しかし、1,2世代程度経つとバラバラな ad hoc な仮説や研究結果を整理して
> 体系化しようとする動きが現れる。
> その時点では、ある分野の研究としては煮詰まっているのだが、体系化するこ
> とで見通しが良くなり、次の飛躍への準備なり、他の研究分野への応用が容易
> になる。
> 」
> ということでしょうか?

だいたい、そんな感じ。

単純な体系化では実は足りなくて、基本原理の選択自体が見直される
という感じです。

そろそろ、そういうのが必要になって来ているかな? どの分野で
ってわけじゃないですけど。自分の専門領域でも。

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus, 
              PRESTO, Japan Science and Technology Corporation
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科, 
           科学技術振興事業団さきがけ研究21(機能と構成)