佐々木将人@函館 です。

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まず

>From:青龍 <shou77@hotmail.com>
>Date:2004/10/01 23:33:59 JST
>Message-ID:<cjjpss$d1a$1@news511.nifty.com>
>
>"shuji matsuda" <shuji__matsuda@hotmail.com> wrote in message news:2rih1qF1ae9b6U2@uni-berlin.de...
>> In article <chdnp7$opb$1@news511.nifty.com>, 
>> : 幸か不幸かは、人によって評価が異なるでしょうが、日本が侵略戦争を
>> :やって負けた時点で、戦勝国である中国に対して何らかの反省や謝罪の
>> :意を示すことは不可避だったと思います。
>> 
>> 中国(中華人民共和国)は戦勝国ではありません。中華民国が戦勝国です。
>> その中華民国が中華人民共和国に負けちゃうわけですが。そうすれば、中華
>> 民国は中華人民共和国に反省と謝罪をするわけなんでしょうか?そもそも、
>> 中華人民共和国は日本の敗戦時にはまだうまれておりません。

というやりとりを国際法の問題に引き上げてくるのは
あまり意味がないと思います。
確かに発生した国際責任の解除の1方法としての
「反省・謝罪の意の表明」は存在しますが
それを議論している訳ではないはずです。
(それを議論しているなら戦勝国ということではなく
 国際責任ですから被害国になるはずです。
 戦争に勝ったから被害国だというのは誤りです。)

だとすればこの場合の「反省・謝罪の意の表明」は
国際法上のそれを意味していない以上
国際法上の概念である国家承継について議論する意味はないと思います。
法律ではない基準で反省したり謝罪したりするか否か
その妥当性を判断するのであれば
その相手だってその「法律ではない基準」で選べばよいだけのことです。
単にその基準を明らかにすればいいだけのことでしょう。

(なお中国の扱いについては興味深い問題なので
 別途fj.sci.lawには投稿しておきますが……。)

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cal@nn.iij4u.or.jp  佐々木将人
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