Sin'yaさんの<ch9pp4$luo$1@news-est.ocn.ad.jp>から
>>>>>> In <ch5kl3$gc7$1@caraway.media.kyoto-u.ac.jp> 
>>>>>>        Yoshitaka Ikeda <ikeda@4bn.ne.jp> wrote:
>Ikeda> 過去の侵略が悪かったわけじゃありません。過去に損害を与えたことが悪かっ
>Ikeda> ただけ。
>
>  損害を与えない侵略というのは論理的にはありえても、実際にあるとは考え
>にくいと思います。侵犯というのはあるでしょうが。

侵犯と侵略は違いますよ。侵犯は一時的なものだけど、侵略は固定化しうる
し。

無人島に勝手に根拠地を作って実効支配を狙うなんてのは、損害は与えないか
もしれないが間違いなく侵略です。
すくなくとも、尖閣諸島に中国の艦艇が近づいて測量するのは限りなく侵略に
近いし、実際に実効支配してしまった南沙群島

>  また、(1945年8月15日以前の)日本は、九か国条約(*1)や不戦条約という約
>束をしていました。それを破ったのだから「悪かった」というのは、(極端で
>はない)穏当な主張と言えると思います。
>
>(*1)
>  (おおざっぱに言って、)中国の領土や主権を九か国が守るという約束です。

まあ、そうかもしれません。実際にアメリカの非難の根拠はこれにありました
が。が、実際のところ悪かろうが悪くなかろうが、私の主張に変化があるわけ
でもないので、これ以上これについては述べませんが、こういう事例は割と他
にもあります。有名どころではソビエトの満州国及び北部日本への侵略です
が。


私の書きたかったことの多くは、
「殆どの国は、侵略についての謝罪も、植民地支配についての謝罪も行ってい
ない」
という事実がまず一つです。
ここで、「他が謝罪しなかったら、謝罪しなくてもいいというのは子供の意見
だ」という反応がありましたが、こういうのこそ「子供の意見」です。

実際のところ、国際社会において「悪いことをしたら謝罪する」というのは合
意の取れた事象ではありません。ここに注目するべきです。

なぜ、他の国は謝罪しないのか、を考えることなしに謝罪するのはまずいの
じゃないか、という考えが頭にあります。
私の中での結論は、「国際社会において謝罪は無意味」という一点にありま
す。

ちなみに、中国は自らが起こした中越戦争について、もっと友好的に書くよう
にベトナムに圧力をかけているようです。中国の厚顔さをもうちょっと見習っ
た方がいいのかもしれません。

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Yoshitaka Ikeda mailto:ikeda@4bn.ne.jp
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