佐々木将人＠函館　です。

>From:Keizo Matsumura <kmatsu@nr.titech.ac.jp>
>Date:2004/07/08 15:46:52 JST
>Message-ID:<40ECEDDC.7EF39892@nr.titech.ac.jp>
>
>訴訟合戦という言葉がありますが、この場合も（単なる推測）仮処分合戦になる
>可能性は
>ありませんか？

「大会に出場できる地位の確認の仮処分」
であるならば、仮処分合戦になる可能性はないと思います。

というのは審査する側の仮処分の要件審査の最低要件は
「被保全権利の存在」と「必要性の存在」な訳です。
これを大会出場に関して言うと
「大会に出場する権利があってそれが侵害されようとしている」
「本案訴訟の結果を待っていたのでは大会が終わってしまう」
から仮処分を認めてくれという話になる訳です。

しかし大会に出場させない側は
出場を認めないとがんばればいいだけのことで
かんばり続ければ出場させないことに成功するだけですから
その点について仮処分を求めたところで
（一種確認的な仮処分というネーミングは可能ですけど）
仮処分を求める必要性が全く認められないのです。
よってそういう仮処分を求めたところで
通る可能性は皆無です。

>私が部側なら、武芸の修行の一環として裸踊りをするにもかかわらず、しないの
>は退部（除名）
>にあたるとして、それにかんする仮処分を申請し、

これも仮処分にはなじみませんね。
単純に退部・除名させちゃえばいい。
上の２つの要件にあてはめれば仮処分が定型的に否定されるものです。

この前の出版禁止の仮処分で説明しましょうか？
出版社は「出版を求める仮処分」なるものを申請する必要は全くなく
出版してしまえばいいのです。
仮にそんな仮処分を申請したところで
仮処分の必要性なしで仮処分は却下されてしまうでしょう。
しかしそのことは出版を禁止されたものでは全然ないのです。

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ルフィミア「本当に本が出そうなんですか？」
まさと「なんか出そうな感じだよ。」