Re: Japanese variable names (Re: Anti MIME encoding header)
In article <051231164753.M0112355@hayabusa.ics.nara-wu.ac.jp>, I write:
> プログラム中の(文字列・注釈以外の)日本語といえば、最近、LaTeXのマクロ
> 名に日本語を使うというのをやりました。TeXはマクロ名に数字とか「_」とか使
> えなくて(\csnameを使うなど、方法はなくはないけど無理してそうやっても読み
> にくくなるだけ)変数名が付けにくいので、日本語を使ってみるとかなり楽だと
> 感じました。
> ただ、多少の問題点が。
というわけで、その時起きた問題点です。ちなみに当方は、pTeX Version
3.14159-p3.1.5 (euc) (Web2C 7.4.5) です。
(1) エラーが起きた時、エラーが起きた箇所の表示が
! Undefined control sequence.
l.4 \^^a5^^c6^^a5^^b9^^a5^^c8
のようになって、どのマクロでエラーが起きたのかわかりにくい。
(でも、試してみるとやや古いpLaTeXでは
! Undefined control sequence.
l.4 \テスト
のように表示してくれるんですね… ちなみに、これはpTeX Version p2.1.8,
based on TeX, Version 3.14159 (EUC) (Web2C 7.2) での話です。)
(2) 環境名に「ー」など一部の文字を使うとおかしなことが起こる。例えば
\newenvironment{キーワード}{a}{c}
\begin{キーワード}
b%
\end{キーワード}
は問題ないけれど
\def\キーワード{a}
\def\endキーワード{c}
\begin{キーワード}
b%
\end{キーワード}
は「そんな環境は存在しない」ということで怒られてしまう。「キーワード」の
代わりに「キワド」にすれば問題なし。また、環境名でなくてマクロ名としての
使用なら全く問題なく、例えば
\def\キーワード{a}
\キーワード
はOK。
(2)はpLaTeXのバグでしょうかね。
nide@ics.nara-wu.ac.jp
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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GnuPG Key fingerprint = 9BE6 B9E9 55A5 A499 CD51 946E 9BDC 7870 ECC8 A735