"Kiyohide Nomura" <knomura@maya.phys.kyushu-u.ac.jp> wrote in message
news:5f65kczvil.fsf@maya.phys.kyushu-u.ac.jp...
> > >  時計を計測に使おうと思うから、正確な時計が必要に
> > >  なるわけです。
> > >  時計は送出電波のマーキングにさえ利用できれば、
> > >  あとは、伝搬遅延が一定、もしくは何らかの規則性が
> > >  満たされればいいわけです。
> > >  伝搬遅延自体が、時間情報を付加してくれるという
> > >  寸法です。
> > >  あとは、地上局および観測基準点の位置精度すら
> > >  出ていれば、誤差はある程度の納める事ができます。
> >
> > でもこれじゃ, global っていうより, local あるいはよくても
> >  cellular になっちまいますね.
>
> 確かに、そのとおり。

 あの、cellularでも世界規模で行えばglobalですね。
# 携帯電話なんて、近々そうなるでしょう。
 ただし、それが容易でないことは

"yam" <h_yam@h8.dion.ne.jp> wrote in message
news:Pjl3b.12$bL1.4@news1.dion.ne.jp...
>   以上で、原子時計なしに正確な時間情報を得る手段が得られる
>   わけですから、YAM衛星を使ってGPS類似システム
>   を構築する事が可能である事が示せた事になります。
>   ただし、このシステムの問題は多数の正確な位置情報と
>   時間情報が管理された地上局をそれなりの間隔で設置する
>   必要があります。
>   当然いくらアメリカとかでも、一国で管理するのは無理が
>   あり、いずれかの参加国が北朝鮮みたいにヘソを曲げれば、
>   即破綻するという問題が存在します。
>   というわけで、技術的には可能でしょうが、現実性は
>   乏しいといわざるをえませんね

 でも述べたとおりです。

> 上述の yam さんのアイディア、じつは DGPS(differential GPS) という形で
> 数年前から使われているものと同等ですね。

 おや?これもNomuraさんらしくもない。DGPSについても

"yam" <h_yam@h8.dion.ne.jp> wrote in message
news:0eG3b.40$bL1.27@news1.dion.ne.jp...
> > > 送出電波を制御するか、補正情報を追加して受信側で
> > > 修正するか、やりようはいかようにもあるわけです。
>            :
> > じゃあ、それがどれくらいずれてるかを計測して補正してやればいいわけです
> > がどれくらいずれてるかってのがその精度では測定できないはずです。
> > 結局誤差数kmのレベルで収まっちゃって、そこでストップってことになるの
> > がオチだと思いますが。
>
>   結論から言えば、地上局(もしくは、後述の
>   地上の基準点)の位置精度レベルでは
>   計測&補正できるでしょう。
      :
>   GPSで行われているDGPSのような事を
>   すればいいわけです。

 と、既に紹介しています。また、それを進めた方式を
 応用する事についても述べています。

>   さらに電子基準点データ網のようなものを整備し
>   (って、既に整備されているか?)そのデータを
>   併送し受信側で補正データを補間計算すれば
>  (仮想基準点方式では似たような事をしている)
>  誤差の問題は解決できると思います。

 あたりですが、DGPSまで行き着いておきながら、仮想基準点
 方式に行き着けなかったってのは、情報検索能力の問題でしょうか?
 ちなみに、仮想基準点のデータの元になる国土地理院の
 電子基準点は現時点で1000点ほどあるようですね。で

>   ただし、GPSに比べて補正前の誤差は大きいで
>   しょうから補正量が大きくなりますが、送出電波
>   に載せてしまえば補正データの更新間隔は短く
>   できますし、データの遅延時間も考慮に入れて、
>   位置データに補正データを正しく対応させる
>   事も補正データと共に送れば問題ないでしょう。
>   システムとしては単純ではありませんが、原理と
>   しては、極めて単純です。

 なわけですね。

> 実は GPS の民間用のコードには、安全保障上の理由から GPS の時間情報に人
> 工的にノイズ(SA)を入れて精度を落していた(精度 50-100 m 程度)のですが、
> このノイズ除去のために DGPS は使われました。

 で、DGPSと同様、もしくは、電子基準点方式類似の補正データを
 YAM衛星自体から送るというあたりが、新規性があるといえなくも
 ないので、実用新案くらいにはなるかもしれませんね。

> それから、木村さんの指摘のとおり、DGPS による精度向上にはエリアが限ら
> れます(観測基準点から 100-300km 程度)。日本全国覆うのに、28箇所いりま
> す。

 すでに述べたように、電子基準点網は国内に1000点あり、
 さらに、それを補間する事によって数十メートルレベルでの
 補完データは得られます。その結果としてGPSデータを
 用いて数センチの誤差での計測が可能なようです。
 ただ、原子時計を用いなければ、元々の誤差が大きいので
 どこまでいくかは分かりませんが、カーナビ程度には充分だと
 思います。