高過ぎに泣くしか [小涌園〜芦之湯]

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[地図: 小涌谷〜芦之湯]

ゆっくりであっても余裕を持って登る……などと, 言うは易し行うは難し。小涌谷駅で, 自分では余裕持ってるつもりではいても, 身体は確実に悲鳴を上げていました。こんなんで大丈夫?

写真コメント
[写真: 瀧]
(14:53)

小涌谷駅より先は初めての道ですので, 見るものすべてが新鮮です。『蛙の瀧』以外にもこんな瀧があるのね。

[写真: 強羅入口]
(14:55)

強羅方面への分岐点。む, 下りになってますね。小涌谷駅から強羅駅までの高低差が少ないというのにも納得できるような。

[写真: 箱根ホテル小涌園]
(15:01)

箱根ホテル小涌園と, その向かいにある箱根小涌園ユネッサン。地図で見れば小涌谷駅のすぐ上にある大観光ホテルですが, 見ると走るとでは大違いですな。まあ, 小涌谷駅下より傾斜が激しいって訳でもないのですが。

[写真: 箱根小涌園ユネッサン]
(15:02)
[写真: 下り? その1]
(15:03)

小涌園を過ぎた直後。おおっ, 少し下り坂になっている!?

……と期待してしまったのですが, これ実際には全然下ってません。せいぜい平坦くらいで, 少しも休めません。でもこれまでと比べれば雲泥の差なんですけどね。

[写真: 温泉溜り]
(15:10)

道から覗ける崖下に, 温泉溜りなのか濁り水がありました。望遠しすぎて判りにくくなってしまいましたが, 幅3mくらいあります。なお, 私は箱根は折り返しと通過しかしたことが無いため, まともに温泉水を見たのはこれが初めてです :-P

[写真: 距離標識・元箱根7km]
(15:12)

元箱根, つまり芦の湖畔まで7km……平地の7kmと山道の7kmは全然違います。今, 最高速度が7.5km/hですから, 1時間以上かかるのは確実なんです。

[写真: 箱根恵明学園]
(15:14)

箱根恵明学園。民家も普通に存在する箱根だけあって, 学校も普通に存在するのですね……え? 児童養護施設なんですか?

[写真: 下り? その2]
(15:19)

おっ, 今度こそは下り坂か!? ……やっぱり違いました。しくしく……

[写真: 下り? その3]
(15:22)

今度は「速度落とせ」の道路表示まである! 三度目の正直, 今度こそ下り坂!? ……単なるヘアピンカーブでした。どーせこの山, 途中に下りなんて無いんだよ, ふん! ← そろそろふてくされてきた。

[写真: 野苺]
(15:39)

路傍の野苺。下手に手を出して何かあったら大変ですので, 撮るだけ。

[写真: 距離標識・芦之湯1km]
(15:42)

芦之湯まで1km。もう何だって良い, 早く頂点到着して(泣)

[写真: 湯坂路]
(15:44)

鎌倉古道『湯坂路』の入口らしいです。古道好き, ですがとてもそんなの喜んでいられる余裕など無く……。でも意地で写真は撮る。あ, 私が好きなのは著明な古街道だけじゃなく, 地図に載らないような里道もですので。

[写真: 芦之湯入口]
(15:58)

空が(雲だけど)見える! ガソスタがある! 車や標識が低く見える! ……間違いない, 鞍部です。箱根湯本から2時間40分, とうとう下り坂と見えました! あ, いや, 下る前に, ガソスタで休憩休憩……。

ここまでの走行記録……走行時間: 6.28.04, 走行距離: 114.68km, 平均速度: 17.7km/h, 最高速度: 51.2km/h(変わらず), 総走行距離: 1,960.5km。

[写真: 国道1号最高地点]
(16:11)

ガソスタ前が正に芦之湯の入口で, 下り始めると同時に分岐がありました。そしてちょっと下った後, また登りになり……2度目の頂点がこれ, 国道1号最高地点。箱根で最大, R1で最大の難所を今, 通過しました!

なお, ここは箱根峠ではありません。箱根峠はまだ先です。明治期に勾配緩和のため旧東海道から現道に付け変えた際, 勾配は緩くなったものの箱根峠よりも高い場所を通ってしまったのが今のR1なのです。ここから箱根峠までの区間は古期外輪山と新期外輪山に挟まれた内側, 即ちカルデラであり, 芦ノ湖畔, そして元箱根。

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水野夢絵 <mwe@ccsf.jp>
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