松山です。

> 安井@東大です。

適切な指摘、誠にありがとうございました。

以下、安井さんの原文に対し、取捨選択と位置関係等に変更を加えていることをお許し下さい。

> “衆議院で三分の二以上の議席を獲得するこ とを目的としての解散”という理屈

なるほど!そうですね。

でも・・・
そのようなことを、実質的に意図し、あるいは国民に対して表明しているのか疑問が残ります。


> “小泉自民党が今次選挙を郵政民営化問題の国民投票にしようとしている”
> 旨の指摘をメディアなどでもしばしば目にしますが、仮にそのような意義
> づけに説得力があるのならば、この選挙に小泉自民党が勝利した場合、そ
> れは参議院議員にも無視できない影響力を持つでしょう。なにしろ、日本
> 国憲法前文にもある通り、国政は国民の信託に由来するものなのですから。
> そうである以上、小泉自民党勝利後の行動の変更を「政局の問題」として
> のみ論難することには若干の苦しさがあるように私には思われます。

なるほど!そうですね。

実質として、参議院での表決が確固たるビジョンに基づくものでなく、
政局に左右された場当たり的な判断が一部に見受けられたことを否定できません。
今回の選挙結果が真に「郵政民営化問題」に対する国民の判断と一対一に対応するか否かは疑問ですが、
その結果により、自己の判断を修正することは否定されることではないかもしれませんね。

でも・・・
「一億二千万人の国民の生活と、時にはその命を預けている権力者の判断とはそんなものなのか」
と自分が哀れに思われます。
政治家は国政の全てに関与します。しかし、それら全ての専門家ではありませんよね。 

正しい否かは難しい問題であると思いますが、
少なくとも、相応のビジョンに基づいて、ぶれない(悪い意味で豹変しない)ことを強く望みます。