"Shinji KONO" <kono@ie.u-ryukyu.ac.jp> wrote in message
news:3988926news.pl@insigna.ie.u-ryukyu.ac.jp...
> > 受信から返信までの間には、ごく短い既知の時間差があるでしょうが、
> > とりあえずそれを無視して説明します。
>
> その時間差が重力に依存するってのが一般相対論ですよね。それを
> 無視してだいじょうぶなの? その時間差は、どこでもだいたい同じ
> だから無視できるってのと、実は、それは場所によって差があるっ
> てのは結構違う...

  で、それがGPSの運用上どの程度の差になるわけですか?
  で、それは、数値解析的に除去できないものなんですか?

> それ抜きで「とにかく、誤差を修正すれば良いんだ」っていう方法
> もあると思うけど、その時は、なんらかの補正項を入れることにな
> ります。それは、重力場に対する1次の項を入れることになる(ちゃ
> んと、それを見つけられれば...)わけだけど、その係数を決めるこ
> とと、

   恒星間移動に利用しようというのでなければ、
   その誤差が重力場によるものである事を認識
   しないまま「謎の補正項」で済むと思いますね。
   地上局と衛星間、衛星間同士で通信できる条件は
   限られますから(っま、そのために多数の地上局
   や衛星が必要になるわけですが)条件が大きく
   異ならなければ、いいわけですし、その影響が、
   結果的に地球に対する衛星同士の位置関係に依存
   する項が支配的でしょうから、補正は容易でしょう。

> とどれだけ差があるんですか? 係数を決めることは工学だと言い張
> るのは、それは、「猿が、でたらめにキーボードを叩く音楽」だっ

   経験則の積み重ねが「猿が、でたらめにキーボードを
   叩く」ところからスタートしたものを「音楽理論」に昇華
   させてきたんですがね。
#   まあ、基礎物理理論に法らないで出鱈目に書かれた
#   コムロの音楽が莫大な富をコムロに齎している事が
#   我慢できないKONOくんには認めたくない事実でしょ
#   うけどね。

> てことだよね。その係数になんらかの根拠があるんだということは、
> 基礎理論を研究していることです。

   実用化という事だけを考えるなら、根拠は必ずしも
   必要ではないでしょう。

> 工学的には、そこで出て来る一般相対論的な系統的な誤差をどこに
> 割り振るかには自由度があります。光路長に割り振っても良いし、
> 時刻の誤差に割り振っても良い。どちらを採用するかによって位置
> や時刻そのものが変わります。

   ぜんぶ引っくるめて位置の誤差として吸収するように、
   補正値を修正すれば変わらないでしょう。

> 地球上の位置が太陽に近いかそうでないかによって変わるみたいな
> 解釈を当然だと受け入れるのか、そうではなくて、重力場が計量そ
> のものを決めるのだとみなすのかってことですよね。

  極論したら、補正データに暦の項を入れてもいい
  わけですね。実際、閏なんてそれに近い事を大昔
  からしてきたわけです。それで破綻する問題が
  起きたら、次のステップとして、より綿密な補正
  システムを考えれば良いわけですね。

> だったら、ニュートン力学で満足すれば良いはずですよね。なぜ、
> そうなっていないの?

  おおかたの事は、それで満足できるのでは?
  説明できない事は「神の領域」って事にして、経験則を
  見いだした者の御託宣を受ければいいわけです。