"太宰 真" <popcorn05@bridge.ocn.ne.jp> wrote in message news:dd6b91$qou$1@news-wst.ocn.ad.jp...
>
> "太宰 真" <popcorn05@bridge.ocn.ne.jp> wrote in message news:dd5r35$e20$1@news-wst.ocn.ad.jp...
>>
>> "Woods War" <uzawas@hotmail.com> wrote in message 
>> news:dd570i$jtk$1@caraway.media.kyoto-u.ac.jp...
>>>
>>> "Taku" <tuc@softhome.net> wrote in message news:050807184700.M0100756@myhost.softhome.net...

もし、空母の先遣隊から発進した第一次攻撃隊がミッドウェー島の
敵飛行場を叩くのに不十分であったとしても、少なくともその航空
戦隊の指揮権を持つものに「目的」が明確に指示されていたら、し
かもその理由も含めて理解されていたのならば、第二派を要求す
る事は無かったはずであります。この攻撃の「目的」を南雲中将が
十分理解していたならば第二派にミッドウェー等を攻撃させること
はよほど余裕の無い限りは無かったはずであります。

    戦争は式次第や手順ではなく、「目的」で動く

第一次攻撃隊の一撃攻撃が終了すれば爆撃隊はすぐさま帰艦し、
戦闘機部隊は燃料の許す限りは周辺を索敵して帰艦するとすれば、
実は何のことの無い戦いであったように思う。皆さんはどう思われ
ますか?わたくしが言っているのは事後論としてではない。ものを考
え行動する場合の「当たり前」のことなのです。

このミッドウェー海戦の敗因は首脳部が、戦争は自分たちがやるも
のではなく、末端の戦闘隊員がやるものである事を忘れた戦いで
あったからだと思う。

    末端に一番わかりやすいのは、行動の「目的」

そして自分にもわかりやすいのが、

               行動の「目的」

しかも、多言を要すまでも無く正しくコミュニケーションをとりやすい
のも、

               行動の「目的」

ところが、このことが一番不分明な戦いがミッドウェー海戦であった
ようにも思う。一説によると、作戦にしろ、指揮にしろ落ち度は無く、
全ては単に「運が悪かった」から敗北した、というものもいる。

しかし、わたくしはそれは違うと考える。

    同じことを伝えるにせよ、何をどうを伝えるかが重要
    とりもなおさず、それは「目的」である

同じことを伝えるにせよ、その「目的」を言うか、外形的に仕事の手
順を言うか、あるいは決まりを決まりとして言うかは、実はまったく
別のことを人間に伝えているに等しい。

確かに、考えれば考えるほど山本五十六っちゅう大将は賢い存在
では有ったようだが末端を動かす能力に欠けていたように思う。「目
的」を示せないほど複雑な作戦であったのかどうか、、、。だとすれ
ば、その時点でこの作戦は失敗の可能性が高かったといえよう。
作戦を立てた自分のみでどうこうできるものではない仕事が、そこ
まで複雑であったのならば、まず、成功はしないと思うべきでありま
す。戦争も然り。残念ですね。

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太宰 真@URAWA