Re: 過ち
mac-inです
Takuさんは<050801204135.M0201072@myhost.softhome.net>に
お書きになりました。
> >信濃が空母に改造されるのはミッドウェー敗戦後ですが、
> >開戦早々に建造中止になっているのは、既にその時点で
> >戦艦は不要と判断されたからでしょう。
> >また一方、航空兵力優勢が実証されるまでは、両睨みで
> >計画を進めておくのは、仕方が無いことだと思います。
> 帝国海軍はバルチック艦隊を撃破した日本海海戦からあまり進歩しておらず,
> 仮想敵(米国)の艦隊を戦艦を中心とする艦隊で迎え撃つ思想でした。
> 従って,帝国海軍の戦艦は速度と航続距離をあまり重視していません。
> つまり,戦艦は航空母艦についていけない。
全速で風に立ってまで離着艦を助ける必要のある速度重視の航空母艦
に対し、戦艦がついていけないのは、どこともそうなのでは?
アイオワ級が異例の高速。
後から考えれば、その異例が正解ですけれど。
> 航空母艦の役割は,艦隊決戦の前に敵艦隊を漸減しておくことでした。
> つまり,護衛をつけずに攻撃につかう。
空母は、戦艦に対しては優速なうえに、アウトレンジ攻撃ができます
から、砲撃を受ける心配はしなくてよい。距離を保っていればいいわ
けですから、戦艦を迎え撃つための護衛は不要です。
逆に戦艦を空母部隊(機動部隊)に参加させると、その鈍足に足を引っ
張られて、空母部隊自体が危機に陥ってしまいます。
空母部隊を軽視していた訳ではないと思いますが。
戦艦に乗っている人達は、艦隊決戦を熱望していたのでしょうけど、
海軍軍令部も、戦艦の出番はもう無いだろう、ということは、開戦早々
に分かっていたのでは?
> 日本海海戦の連繋機雷と同じ用兵です。
連携機雷ですか。知りませんでしたが、面白いですね。
でもちょっと、穿ちすぎでは?
> この思想は大戦を通じてあまり変わっていないのではないでしょうか。
山本五十六は航空兵力重視で、海軍軍令部との対立もあったようです
が、帝国海軍の考え方として、艦隊決戦志向だった証拠はありますか?
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mac-in@横浜
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