mac-inです

太宰 真さんは<dccd2a$n7d$1@news-wst.ocn.ad.jp>に
お書きになりました。

> 当時は戦艦と戦艦とのがっぷりよつの戦いを念頭に入れていた。ですから、戦艦
> を航空機で沈める戦法などというのは原則的な手法ではなかった。戦争途中から
> 取り入れられたものである。「形」から入る日本人の頭には容易には気づけなかっ
> たことでありましょう。

航空機で戦艦を撃沈するために、そのための航空機を開発し、
そのための魚雷を開発し、空母を開発し…
遂に戦艦撃沈に成功し、航空機優位を実証したのは日本です。

1941年5月27日に、ドイツ戦艦ビスマルクは、
イギリス海軍との交戦により沈没しましたが、
空母から発進した航空機の攻撃(含む雷撃)では沈みませんでした。
戦艦には戦艦でしか対抗できないことが証明されたと考えられたのです。

半年後、1941年12月8日に真珠湾で、
停泊中とはいえ航空機で戦艦を沈めたのは日本です。
そして2日後の12月10日にはマレー沖海戦で、日本海軍の航空機部隊は、
戦艦プリンス・オブ・ウェールズとレパルスを攻撃し撃沈し、
世界が驚愕したのです。

太宰 真さんは<dccd2a$n7d$1@news-wst.ocn.ad.jp>に
お書きになりました。

> いずれにしても、日本人は思考法を考え直さなければ、こういう何でもありの戦争
> には勝てない。

これ自体は、その通りだと思います。
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mac-in@横浜