mac-inさんの<42f235e5.786%mac-in@mx8.ttcn.ne.jp>に関する投稿です。

>こういう「方針」があったんですね。(って、あるのは当然か)
>いかにも艦隊決戦志向で書かれていそうです。
>
>でも最後の改定が昭和11年6月ですから、
>開戦直後の変化が反映されずに、艦隊決戦志向の記述のままに
>なっているのは当然でしょう。
>
>改定されずに「方針」として定められたままだったんだから、
>艦隊決戦志向が方針だったんだ、というなら、その通りではあります。
>
>このときの最後の改定で、ようやく航空戦力が本格的な主戦力の
>一つとして記述されたようですね。
海軍の育成は数十年の歳月がかかると思われ,艦隊決戦を基本に
増強された海軍でいきなり航空兵力を中心に戦えと言われても
戦術研究,装備が間に合わなかったのではないでしょうか。

帝国海軍は,艦隊決戦(日本海海戦での成功体験に根ざした)思考から
離れることができず,航空母艦の用兵は潜水艦と同じように
進撃してくる敵機動部隊を漸減すると言うものです。

日本海海戦で秋山真之が7段構えの戦術を考えましたが,
航空母艦と潜水艦はまさにこの1段目を担うための兵力です。

日米の戦艦の航続距離を比較すると
アリゾナ 13,600海里
伊勢   7,870海里
で,航続距離を犠牲にして兵装をした結果です。
最新鋭艦の長門で
長門  10,600海里(19,631km)
です。
日本近海での艦隊決戦を想定した性能しか持っていません。


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