小林@那須さん:
|次元解析するためだけならば、m Kg s ampere ではなく m Kg s で分解しても構いません。
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|MKSA 単位系の電流は
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| 間隔を 1 meter に保ち,無限に長い平行線の 1 meter 当りに作用する力が 2 e-7 newton のときの電流が 1 ampere である
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|であり、m Kg s にまで分解できますから。

もちろん構いません。しかし、その時、その力が電気の力か重力かその他の力
かの区別を捨てています。物理屋にとっては、力は力でそんな区別に意味はあ
りませんが、電気磁気を扱う技術者にとっては重要なことです。

その力が電気の力であることを一貫して区別したい時、新しい基本次元を導入
します。一貫して区別する方法がなければ新しい次元を導入できません。

電気・磁気は人間のスケールではまったく違うものに見える点が問題を難しく
していると思います。光の速度という日常では無限大に見えるものの有限性が
関与しています。現在の技術は人間の感覚では感知できない世界をコントロー
ルしている、ここに問題があります。

                                                        Kiguchi,