Re: 解りにくい MKSA 単位系となった理由
小林@那須さん:
|次元解析するためだけならば、m Kg s ampere ではなく m Kg s で分解しても構いません。
|
|MKSA 単位系の電流は
|
| 間隔を 1 meter に保ち,無限に長い平行線の 1 meter 当りに作用する力が 2 e-7 newton のときの電流が 1 ampere である
|
|であり、m Kg s にまで分解できますから。
もちろん構いません。しかし、その時、その力が電気の力か重力かその他の力
かの区別を捨てています。物理屋にとっては、力は力でそんな区別に意味はあ
りませんが、電気磁気を扱う技術者にとっては重要なことです。
その力が電気の力であることを一貫して区別したい時、新しい基本次元を導入
します。一貫して区別する方法がなければ新しい次元を導入できません。
電気・磁気は人間のスケールではまったく違うものに見える点が問題を難しく
していると思います。光の速度という日常では無限大に見えるものの有限性が
関与しています。現在の技術は人間の感覚では感知できない世界をコントロー
ルしている、ここに問題があります。
Kiguchi,
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
GnuPG Key ID = ECC8A735
GnuPG Key fingerprint = 9BE6 B9E9 55A5 A499 CD51 946E 9BDC 7870 ECC8 A735