《何が5,4運動だよ。》

何が5,4運動だよ。

朝日はこの運動をさながらキリスト生誕の聖なる日のように持ち上げる。
これは第一次大戦後、『ドイツが中国に持っていた権益』の争奪戦で中国が日本に敗れたため発生したものだ。

中国政府は第一次世界大戦で最初中立を宣言してた。
ドイツ敗戦が決まるのを見てそっと参戦した。

パリ講和会議では例の調子で、中国は自己主張をしまくり、大運動を繰り広げた。
『中国は勝利に貢献した』と主張し、『山東省にドイツが持っていた権益は当然中国政府のものだ。』と戦勝国の分け前を大運動した。
この地域で一番は中国、と言う意識も前面に出し大宣伝運動したわけだ。
このころの日本は貧しく、体も貧弱だった。
文化も列強の疎開のある中国のほうが進んでおり、日本何するものぞという愛国心は強かったわけだ。
(中国人が世界を見て回るとき、ヨーロッパ列強やアメリカはさすが先進国と思う。日本?食い物も町も中国より貧弱、体も小さい。『こんな劣等民族に負けるか』と言う意識は強いものがあったと思われる。)

が?
この地域で最初からドイツと戦ったのは日本だ。
『ドイツ権益は日本へ』と言うのが世界の裁定だった。

そこで、これに憤慨して北京で発生したのが5,4運動だ。

何が5,4運動だよ。

山東省をめぐる権益争いで負けた中国の横槍でしかない。