山之彼方さんの<dyLhi.739$YH3.406@newsread1.mlpsca01.us.to.verio.net>から
>GONさんの<f67sof$5u4$1@serv2.fd3s.dip.jp>から
>
>>日本人ってのは昔から
>>
>> ”痛い目に遭うまで行動を改めない”
>>
>>という点では現在でも一貫してます。

戦後、唯一、その方向性を歩みだし、可能性を感じさせたのが川島の家族の研
究じゃないのでしょうかねえ。
1948年「日本社会の家族的構成」は、戦後になって当局の監視の目が、消え
て、農村漁村の慣行調査をようやく実施できた成果が発表された。
日本社会の伝統的な慣行の「前近代的」性格は、学問的に批判された。
いまは、こうした学術的研究は頓挫した。

くだらない田原総一郎の政治番組や竹村健一の政治番組で、政党によるファシ
ズムプロパガンダばかり。

日本人の行動原理は、蓋をされたまま、まもなく改憲で、再び、川島の研究な
どしようものなら憲兵、特高の目が光る時代になろうとしている。

結局、年金問題にしても、家族的構成の延長上の問題である。
谷村のいう家族で面倒見ろは、時代に逆行する家族に閉じ込めて蓋をする論理
で、川島の開かれた社会への人間解放という思想に逆行する。
年金は、川島の研究が頓挫した結果、継承されなかったことと見事に連関あ
り。
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川島の研究は、家族の前近代性批判で終わったが、本来なら、そのような家族
から脱皮した家族、人間というものの姿を構築し、さらにはそれら成熟した人
間、家族が構成する社会、国家というものに踏み出さなければならなかった。
日本にはそのような学者が一匹もいなかったなあ。