"Miya_S" <kmiyashita@firemail.de> wrote in message
news:3f97462a$1_1@127.0.0.1...
> "おいらはMac" <whiteboard21@mac.com> wrote:
>
> >
> > "J_Saita3 premium" <J_Saita3@hotmail.com> wrote in message
> > news:3f94b360_4@news.premium-news.net...
> > >
> > > "J_Saita3 premium" <J_Saita3@hotmail.com> wrote in message
> > > news:3f94b0ff_2@news.premium-news.net...
> > > > 9条なんていくら議論してもだめだって。
> > > >
> > > > 本質は、この国の軍隊運用をする人間を国民が疑心暗鬼で見ていることなん
だよ
> > > >
> > > > 何故信じられないのか、ここにメスを入れないと100年かかっても
> > > > 進展なし。何で誰もそこを議論しないのかね。
> > > > 社民党も自民党アホバカスボケ。本質を議論しろ。

「アホバカ(カ)スボケ」は面白い言い方ですね。本質って何の本質ですか?「憲法
改正の問題点」と言う言葉と「シビリアンコントロール」と言う表現しか見られない
ので「何の」があいまいです。この曖昧さは以下の説明にも多かれ少なかれ紛らわし
さをもたらしているように思う。軍備の不保持と戦争の放棄に関し、<軍隊を持つべ
きかいなか>についての「本質を議論しろ」、って言いたいんじゃないのかな?「何
故信じられないのか」についても、軍備を持つことについて<適切な行使がなされ
る>かどうかに関し信じられないと言う意味で言っているのじゃないのですか?

> > >
> > > シビリアンコントロールがおしっこするのかってんだよ。
> > > おしっこする人間が管理するんだよ。

これは一種の「制度(=政治制度)」だから、制度がどうだこうだ言っても言葉の一
人歩きになるだけであって殆ど実効性が無いからその制度を現実に稼動させる奴の考
え方や行動を議論しろ、って言ってるんじゃないのですか?「本質」とか言って漠然
と誤魔化すから分かりにくくなる。もしそういう意味ならば当方と同じ考えです。今
や政治制度はほぼ例外なく法規でもって示されております。けれども、その法規たる
や単なる将来に向けての「指針」(あなたの言う標識)を掲げたに過ぎず、言い換え
れば価値(=結果)へ行き着くまでのプロセスを言うに過ぎない。つまり<適切な行
使がなされている>という実体=結果、さらにはあなたの言う「エトス」が存在する
ことまでをも示すものでは決して無い。にも拘らず国民一般は、規定として掲げられ
れば何かそれが<結果=適切な行使がなされること>のための強固な担保を得ている
ような錯覚に陥っているのではないか。しかし、これは誤りであるとするのが当方の
考え方であります。あなたと大差はないのではないか。ただ、こういう事が分かって
の議論であれば、項目としては単純にて明確だから「シビリアンコントロール」とし
ていいのではないかというのが第一の意見。

> はじめにエトスありきでは、法治国家の体をなしません。あなたの言う
> ションベン臭い屁理屈法律論は、カエルの面にさえ通用しないものです。

だれも「はじめにエトスありき」などとは思っていないでしょう。当方は反対のタイ
プであります。むしろあなたが最初から最後まで「エトス塗れ」ではないですか?確
かにあなたは優秀なクソ爺です。当方などには到底及びません。ですからして知識も
豊富です。しかも自ら考えている姿が目に浮かびます。素晴らしいことです。しか
し、それがあることが「エトス塗れ」であることを否定するものではありません。あ
なたのは、姿勢はやはり「エトス塗れ」なのです。まず、残念ながらあなたは法律論
は知らないと思います。知っているのは言葉だけです。何でもありの政治論を語るに
必要なだけの法律「知識」はおありのようですが、それを「法律論」としてしまうと
ころが「法律論」を知らない証拠なのです。現に、あなた自身からの法を語った部
分、勿論「論じた」部分など何処にもないじゃありませんか。何処にあるんですか?
見てみたいものですね。(^^;)また、当方が法律論を語っているとしてしまうよ
うな点も法律論に関しては無知だと言えるでしょう。なぜなら当方は法律「論」など
このsoc.politicsでは語ったことが無いからです。

> 責任は小泉首相の、改憲をすっ飛ばしての海外派兵に有ります。筋が通
> らないことをしました。もはや、この国にはいかなる憲法を作ってもど
> うにでもなるという悪しき前例です。早まったとしか言いようがありま
> せん。この先、この路線上でいくなら、国民のコンセンサスは難しい。
> それならと、有無を言わせず、強制的な思想統制を叫ぶ力もでてくるで
> しょう。しかし、歴史は、民意を代表する流れでなければ必ず行き詰ま
> ります。最大の目標は、この、民意なるもの、行動様式≪エトス≫とい
> うものを、国民が、自分はどこに立つのか、自分の立場をはっきりと決
> めて立つことです。法律は、このエトスの立場が釈然としない限りただ
> の道路標識です。どっちの道にも立替で着ます。おわかり?、

けったいな話になってますね。「憲法改正」を問題にしていながらそれと一部はかか
わるかもしれないだけの小泉首相の行為に絞ってます。小泉首相の行為を具体例とし
てそこから一般的に「憲法改正」に及ぶと言うのでもなしに何をやりたいと言うのか
?軌道修正してあなたがここで言おうとしていることに話を合わせると、単に、小泉
首相は憲法を改正してから海外派兵をすべきであるのにそれをしていない、と言いた
いだけだったのかな?なら、この話に極小化してお話しましょう。

当方はこの部分はあなたの考えにほぼ完全に同じです。小泉首相が今回やろうとした
事は憲法改正をまず為すべきであろう事(ただし、これには一つ注意すべき点があ
り、後述)、あなたの言う<エトス>の立場を釈然とさせその何処に立つかが重要で
あってそれが無かったら法律は単なる道路標識も同然、とする点、これらは殆ど当方
と同じ考えであります。むしろ当方が主張したいくらいであります。当方のどの部分
をどう読んでそれとは違うと思ったのですか?法律の背後に<エトス>を予想し、そ
の予想された<エトス>によって支持されない法律は息絶える運命にある、という点
もまた同感であります。

が、しかし、それは法規とその支持要素(例えばエトス)とが峻別されない侭存在す
るとする考えをあなたがお持ちならばそこははっきりと反対であります。法規と言う
「形式」と「実体」としての事実的支持要素とが同一平面にはありえない。ありうる
としたり、また混在できるとするようなあいまいさを疑問視しないでこれまでの日本
国憲法学論じてきたために、それが「文学」に似たものになってしまった感がある。
政治に役立つ法律学としての憲法学は法規とその支持要素との峻別である、とするの
が当方の考え方。それが何処でどれほどの実り多い帰結をもららすかはまた別の機会
にします。

で、このように法規と峻別されたその支持要素は法規を幾らほじくっても出てくるも
のではない。あなたの言う経済であったりまた教育であったり倫理であったり社会科
学の成果の全てであろう。こうなるといよいよこの「支持要素は」法律学専門家の専
権事項ではなくなってくる。むしろ狭隘な法律専門家で無い人々の方が正しくこの支
持要素と言う者を射止める力を持つものと当方は考えている。

またあなたは憲法に於いては<エトス>が先か法規が先かにチラッと触れていたよう
ですが、これまでの記述からお分かりかもしれませんが、あなたと違い、<エトス>
が先での場合もあるし法規が先の場合もあります。それは行政法規的法規の場合(特
に統治機構を示す部分)は法規が先です。分かりますか?考えてみてください。行政
法規は背後に<エトス>らしきものなど存在しません。それでも支持要素は必要で
しょうがそれだって単なる国民の<理性>位でありましょう。

最後に、小泉首相は改憲してから派兵すべきだとすることにはそれほど当方は拘りま
せん。なぜなら、当方はあなたの言う<エトス>こそが大事だと思うからです。エト
ス=支持要素が決まればそこから出て来る結論など予想がたつ。だからこのエトスを
どう見るかなのです。国民は考えるエトスに自信があるならば旧規定をエトスが望む
ように「解釈」すればいいし、新規定だってどうにかしてエトスが望む方向に「解
釈」すれば良い。ただし、どうしても解釈しきれないと言う場合があるだけ。

以上。

(尚、以下にも貴重な指摘とご意見がありますがこの問題から少々外れるのでカット
させていただきます)

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