"J_Saita3 premium" <J_Saita3@hotmail.com> wrote in message
news:3f94b360_4@news.premium-news.net...
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> "J_Saita3 premium" <J_Saita3@hotmail.com> wrote in message
> news:3f94b0ff_2@news.premium-news.net...
> > 9条なんていくら議論してもだめだって。
> >
> > 本質は、この国の軍隊運用をする人間を国民が疑心暗鬼で見ていることなんだよ
> >
> > 何故信じられないのか、ここにメスを入れないと100年かかっても
> > 進展なし。何で誰もそこを議論しないのかね。
> > 社民党も自民党アホバカスボケ。本質を議論しろ。
> >
>
> シビリアンコントロールがおしっこするのかってんだよ。
> おしっこする人間が管理するんだよ。

当方は、それは違うんじゃないかな、って気がします。なぜかって言うと、自衛隊の
活動は勿論内閣総理大臣の裁量的判断による出動命令等があるにせよ法律や内規で
もって規定されている。もし、この法規等での雁字搦めにさえ信用を置けないからだ
と言うのであれば、なにも自衛隊あるいは防衛活動に限定する理由は無いはずだから
であります。国の機関が国民の個々の意図と全く同じように行動しないことがあるの
は既に多方面に於いて予測がついているし、これは代表民主制の当然の帰結でありま
す。だから、これが問題となりうるのは、例えば国会の裁決を経るべきところをそれ
も経ずして暴走するのではないか、と言う事について国民は信用を置いていないので
はないかと言う問題に限って考えればよいことでありましょう。単純なシビリアンコ
ントロールであります。

しかし、国民は、今の自民党にしても、他の政党が出席していないのに強行採決する
というようなことはありうるとは思っているが、昔のように軍部からの脅迫による圧
力でもって国会の採決をすっ飛ばして事を運ぶと言うような事態は起こらないであろ
うと思っているのが一般ではないか。なぜなら、見て下さい、いまの総理大臣や国務
大臣また国会議員にしてもそれほどの「つわもの」がいますか?いつも馬鹿国民にぺ
こぺこして。やや問題なのは(軍部)官僚だけでありましょう。これは訳のわからな
いところがある。しかし、これだって族議員とか称される寄生虫的議員が不作為的に
援護するからではないか。しかし、かれらについてでさえ、国民は戦争行為に関して
まで自分の利益にしがみつき、ノホホンとはしないであろうと思っている。

当方が思うに、「戦争反対」「軍備不保持」を国民が叫ぶのは単純に、<国民の怠
慢>であります。複雑且つ難しく考えたんでは真実が見えてこなくなる。日本国民に
は自己の利益や安全は「戦う」ことによって奪い取ってはじめて可能になると言う経
験を知らない。「平和」も多くの犠牲を払って保持できるものであるとの意識が無
い。先の大戦について持つ感情は<あんな戦争はやらなければ良かったのに、やった
から不幸になった>であって、<やらなければ平和であり幸福であった>ことが当然
の前提なのであります。見解の相違はあるものの<やらなければ国民は餓死したであ
ろう>との選択肢の可能性は微塵も頭をよぎらない。アメリカによる原爆投下、焼夷
弾に焼かれた多くの都市部、これなんかは日本が戦争を仕掛けたからであって仕掛け
ないならばありえないことだったと固く信じている。日本人の不幸は、それ以外に日
本が危険にさらされた経験は鎌倉時代のちょっとしたことを除いては無かったという
ことであります。果たして、敗戦に至り単に敗戦による戦後の生活苦が意識にあるの
み。

そして現在日本国民はこう考えるのでありましょう。

(1)どんなに馬鹿にされ屈辱を受けても戦争による被害とその「敗戦」による苦し
さよりはましである、と。完全に消極的な平和を選んでいる。「敗戦」あるいは「戦
死」さえ無ければ鼻糞の程の平和は保てるし、それで十分だ、と。この<外的要因に
自己を同化させ、それで十分だと自己満足する意識>、これはもしかしたら日本人の
「アイデンテティ」なのではないか、とさえ思うことがある。自国についての抱負と
か未来のビジョンとかを持つことはない。

(2)さらに、世間知らずと言う事も重要ななポイントでありましょう。すなわち、
他人(外国)は日本がどの辺で満足するかなどとは全く別に他国自身の考えで行動す
るのであって、日本国民がどう思っているかなどとは全く無関係に戦争にしろ何にし
ろ惹き起こされるものであることをこの日本人は知らないのであります。

(3)日本国民は<相対的優位>が目標。すなわち、日本が攻撃されようとその時死
ぬのは自分だけではないから、まあいいか、この意識であります。嘗ての「みんなで
渡れば怖くない」とのパロディ標語は端的にこのことを示している。

要するに、全ては<日本人の三流性>が理由であります。革命によってもたらされた
武士時代とそのスピリッツを保持したまま近代改革を成し遂げた明治期が日本のピー
クであった。そして敗戦はそれに対する反革命であった。そして(反)革命は必ずし
もプラスに働くとは限らない。こう考えられないだろうか。

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