どうも片倉@OMA同盟参上です。

ちょっとSubjectを変えて。

In article from <cfkej0$hh9$2@caraway.media.kyoto-u.ac.jp>
Youhei Takeda wrote:

> 一方、トルシエ監督は、シドニー五輪で前頭骨骨折をしていた楢崎を使い続け、
> あまつさえPK戦までやらせました。確かに怪我した直後、ベンチからしか状況を
> 確認できなかったトルシエ監督には楢崎の怪我を直接確認はできませんでした。
> そして、トルシエ監督は
>   (1) 楢崎の「まだいける(交代する気は無い)」という意思
>   (2) グラウンドで実際に治療を行った医療スタッフの「OK」という判断
>   (3) GKの交代は守備にほころびが生じる可能性が高く、勝利を逃しかねないと
>       いう恐れ。
> などを総合的に判断した結果、楢崎続投という判断をしました。ここまでについ
> ては、どの監督だろうが行ったであろう判断だと思います。
> しかし、その後試合が進むにつれ楢崎の状態が悪くなっていったことはTVで見て
> いてもわかりました。それは同じグラウンドにいるトルシエ監督にだってわかっ
> ていたはずです。まして、後半終了後PK戦直前は間近で状態を確認し、怪我の場
> 所がスポーツ選手として重要な目の近辺であったことは確認できたはずです。
> 楢崎は結局、試合直後では「飛行機に乗るのも危険(気圧差などを考慮したと記
> 憶しています)」ということでしばらくシドニーに滞在(入院)するほどの怪我で
> した。

偶然、こんなページを見つけました。
http://goleiro.hp.infoseek.co.jp/recover.htm

> トルシエ監督が本当に、片倉さんのいう
> 
>>>>>>>少なくともトルシエは、怪我人をそのまま先発に使いつづけたり、
>>>>>>>高熱を出して間もない人間を90分使ったりしたけど、
> 
> という資質(能力)をもった監督であれば、少なくとも、(1)の楢崎の意思がどう
> であれPK戦は控えのGKにやらせるという判断をしたはずです。ただし、勝負の面
> からするとほとんど「自分たちから負けにいっている」ような判断ですね。そし
> て、現実のトルシエ監督は勝負に勝ちにいくことを選んでいます。
> #結局おこらなかったことをいうのもなんですが、「もし、PK戦でPKのボールが
> #顔面直撃という事態が発生していたら」と思うとぞっとする判断です。

後日談としては、そういう風に見れますけど、
しかし、骨折までしていたとわかったのは、試合後じゃないですか。
現場のドクターはOKを出していたと。
だとしたら、やむを得ぬ判断だったんじゃないですか?

つまり、試合中にそこまでわかるのか?と。

> また、下記を見ると、日韓W杯で1次リーグ突破がかかった試合でトルシエ監督は
> 初戦で怪我をし、2戦目はベンチ入りすらできなかった盛岡を使おうとしたとあ
> ります。
> http://shop.kodansha.jp/bc/fbn/from/miyamoto2002.html

何ぞで読みました。
これに関しては、選手は痛いと言うが、ドクターは問題がない、
と言っていた、という話もあります。
で、森岡とすごくもめた、と。
「山本備忘録」ではなかったかな?と思いますが。

> 別に、「ジーコ監督を否定するな」とか「ジーコ監督のやり方は絶対に正しいの
> である」などというつもりは毛頭ありませんが、よりにもよって『*あの*トル
> シエ監督より選手を大事する資質(能力)が劣っている』という評価はあまりに低
> すぎるものではではないでしょうか。

私が気にしているのは、事前の準備として、避けられる危険を、
ジーコが避けていないことが不満なのです。

ここが、Takedaさんとの違いかな。

で、トルシエを美化するつもりもないし、
トルシエが本当に熱を出した選手を出さないかどうかもわからないけど、
少なくとも、コーチ学をきちんと学んだ人間なら、
そういう判断はありえんのじゃないか、と思うわけです。

なんで、「発熱して、体が動かなかった。」と言っている選手が、
90分、交代させられることもなく、
しかも負荷の高いサイドに立たされていたんですか?

しかも、ドクターがOKを出したとしたら、

> これまでに、「ジーコ監督は医療スタッフが無理というのを無理やり使ってい
> る」とか、「現日本代表の医療スタッフは、出場が不適な状態の選手を「無理で
> す」といえないほどヤブである」という報道なりなんなりがあったでしょうか?

インフルエンザ発症直後の運動や熱中症で、年に何人も死人が出ているのに、
こういう判断をした、ってのは、私としては、理解不能です。

意味がわからなかったら、インフルエンザと心筋炎で、
検索を掛けてください。
インフルエンザ発症後、重い運動をすることがどれほど危険かわかりますから。

私も、サイトで聞きかじった程度ですが、
それでも危険であることはよくわかります。

また、熱地対策についても、認識が甘い。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/kaiken/200403/at00000073.html

で、試合の結果はご存知の通り、なわけです。

今年話題の熱中症ですから、その危険度はご認識いただけているかと思います。
これも、うっかりすれば、死に至る場合があるわけです。

まぁ、オマーン戦は事前に対策合宿をする、なんて報道がありましたから、
多少、問題意識が出てきたみたいですけどね。

> 話は変わって、今アジアカップの久保召集見合わせでの横浜FMとのごたごたにつ
> いては、久保召集拒否の理由が「ジーコ代表に久保を出すと、壊される。壊され
> た。」ということでは無かったように思うのですが。
> 
> 横浜FM:「横浜FMの医療スタッフの見解として召集されても出場は無理な状  
>      態。」と通知
>    ↓
> ジーコ監督側;「横早FMの診断見解は了解。だが、それはそれとして、自分の目
>                 と自分の医療スタッフでも直接確認したい」
>    ↓
> 横浜FM:「じゃなにか、うちのいってることが信用できないということか。失礼
>      じゃないか」
>      と不快感を表明
> 
> ってことでしたよね。

ソースがないんで、ひょっとしたら私の妄想かもしれないんですが、
確か、欧州遠征に呼ばれたときから、久保は膝の具合が悪くて、
それについての配慮をお願いしたにもかかわらず、
連戦で使いつづけられて、横浜が不満を漏らしていた、
とか言う話があったように思います。

で、そういう使い方をされるなら、出したくない→辞退、
となった、と理解してました。

アルゼンチン戦も、また、辞退しちゃいましたね。

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