> たしかに、仰る通りでしょうね。あなたのような見方・捉え方の方が現実的でリ
> アルです。その意味でも正しく現状をふまえておられると思います。
> 
> しかし、法を語る人の中には「全部正しく知っている」かのような<言い方>を
> したり、「判決がきちんとした」モノであるかのような<言い方>をしたり、あ
> るいはまた、「判例変更、矛盾した」判決等無いような<言い方>をするシュー
> レ(?)(笑い)があります。このシューレ?は「事柄の本質」や「価値の中
> 身」を一歩でも深く突き詰めようとか正確に考量しようとかの姿勢を、労力と能
> 力を要するために最初から放棄して、
> 
>    ・「どれだけ美しい言葉を当てることができるか」
>    ・「聴衆をどれだけ酔わし騙すことができるか」
>    ・「どんな言い方をすればまるめこめるか」

弁護士が依頼に来た人に、実は裁判なんてそのときそのとき裁判官がもっともら
しく
自由に判決しているだけなんだよ!と言ったら、その依頼者は大金を払って依頼
しないでしょう。
だから、弁護士は、そんなことは口が滑っても言わないのです。
裁判官がそれを口に出したら、裁判官度もなにヤッテンダと言われ、暗殺が始ま
るは火を見るよりも
明らか。法学者や法学部で教えている人たちは、これまた、くいっぱぐれになっ
てしまう。

東大の法学部教授にさえ、最高裁の中身は、わからないのです。調査もできな
い。
最高裁は、秘密主義です。どこに社会・生活ルールなんて、あるの?

無関心な国民も悪い。


> 
> という<言い方>の研究に殆どを費やす立場です。従ってこのような立場に立て
> ば、たとえば文学屋さんであって法律を知らなくても法律を語っている風な「自
> 己陶酔」(?)に罹りさえすれば、立派な法律の解釈・解説ができることになっ
> てしまうわけですね。

そういう人には、その人が実際に行った裁判を紹介してもらえばいいのです。
相当の知識・経験があるならば、イラク自衛隊派遣が合憲か違憲かーー実験裁判
できるはずです。
その他、実験裁判の種は山ほどあります。でも、それをしたという話しを聞いた
ことがない。
本当は、裁判が、ままならないものであることを知っているからです。

まつむら