Re: 無闇に人を疑うこと
河野真治 @ 琉球大学情報工学です。
In article <42841914$0$429$44c9b20d@news3.asahi-net.or.jp>, himtkitk <himtkitk@insat.rnu.tn> writes
> 一般論だが、whois に関わらず、何処かに出されている情報を何にでも流用して
> 構わんなんてことは常識として昔から無かった。本来情報という物は、発信者の
> 意図を汲んで利用すべきという良俗が存在した訳だが、コンピュータ化によって
> 流用が容易になったからと云ってそれをして良いかどうかは良識で判断すべき事
> だが、相手の顔が見えない事から良俗自体も廃れて行くと言うことでしょう。
情報自体はアクセスできた方が絶対に便利。利用する方に取っても、
利用される方に取っても。
問題は、悪意を持って利用する側にあると思う。過去に fj に投稿した
(恥ずかしい過去の)記事は、もう取り返しがつかない。
whois でも、fj の過去記事でも、ようは利用する側の意図だよね。
保護すべきなのは「個人情報」じゃなくて、「個人」なはず。その
あたりが個人情報保護法のずれだと思う。結局、個人情報保護法は、
企業が個人情報を持つことの免罪符にしかならないと思う。
> 結局そういう状況だからルール化が必要という事で他の法制度との整合性も曖昧
> なままに個人情報保護法なんて法律が施行されるのが世の流れなわけですが、
> 情報工学に携わる者は便利さを追いかけると同時にその便利さに伴う弊害も常に
> 念頭に置かんと行けんと言う事でしょう。
fool proof が極めて高くつくのと同様に、情報の制限ってのも高くつきます。
> だからといって、道徳で対応できるとは思わんし、実施効力の伴なわないルール
> を決めれば良いと言う事で有る筈も無いが、、、
僕はそうは思わない。結局は人間の相互関係だよね。それをどうこうするのは、
道徳であり、実行効力の伴わないルール
なんじゃないのか? そこを疑うなら、
人を縛り付ける権力と、それを行使する実行者
が必要ってことだよね。人間が社会的動物なら、そこまで馬鹿じゃないです。
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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科
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