河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

In article <2oeh5jF9n8qbU1@uni-berlin.de>, kimura minoru <kimura@shonan.ne.jp> writes
> > こうした物理現象は、通常のトポロジーを構造的に含んで
> > さらに、もっと広い何かがあるに違いない...
> 多次元は量子の不思議をどこまで解明してくれそうでしょうか?

多次元自体は、単に複数の自由度があるってだけなので、そこに神
秘的なものはありません。

面白いのは、そこに位相とか、あるいはより強力な距離とかが入っ
た場合です。そうすると、実は、4次元、5次元あたりの方が、10 
次元とかよりも込み入っているってな話もあるみたいですね。

> 1)EPRのパラドックスと非局所性
> 2)観測と波動関数の収縮
> 3)波動関数の確率解釈と実在
> 4)粒子と波動の二重性
> 5)不確定性関係
> 6)・・・

なんで関係なさそうなものばかりあげる? これらは多次元から来る
要素ではなく、量子力学の波としての性質(あるいは定義、それが
嫌なら仮定) から出て来るものです。

スピンは、おそらく4次元のトポロジーに関連して出て来ていると
思います。4次元を直接的に認識できればスピンは自明なんだと思
う。 

3次元で回転って言えば、軸にそって360度回転なんだけど、4次元
では、360度(?)回転すると3次元的に鏡像になる自然な回転がある
んですよね。

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科