河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

In article <4904b.66$bL1.53@news1.dion.ne.jp>, "yam" <h_yam@h8.dion.ne.jp> writes
> 
>  Nomuraくんが言ってた話は、デバイスの生の特性を
>  持ち出して「そんなデバイスでは歪率0.001%のアンプなど
>  実現できるはずがない」って言っているようなもんだなあ〜
>  と、ふと思いました。と、余談はさておき、

この人は精度というのが何を基準にしているのかとか、NFB が基準
にする直線性とかはどこからくるのかとかを理解することは一生な
いんだろうなぁ。

それを理解することが基礎研究の第一歩なのに。そして、まさに
それを行なったのがアインシュタインなんだよね。

ファインマン先生の本に「m=m_0/(√1-β^2)。これで十分な奴には
これで相対論は終り」とか書いてあったけど、そんな風にしか理解
できない人達がいるんだよね。そういう人には絶対に到達できない
ものがあります。

>  そしてその補正は、単に時計のズレだけでなく位置のズレなど
>  システム全体について精度をあげる効果があるわけです。

時間と空間とをどっちにどう合わせるんでしょう? 光が重力に
そって曲がるかどうかとかの基本的な問題も調べずに... 通信
にかかる時間っていったい誰が計るの?

>  「時計が狂う」から「時計を合わせなきゃ」って思い込んで
>  時計を合わせる事ばかりに集中して、結局「できません」
>  っていう安易な結論を出すのか、他にも出来る方法がある
>  のではないかと模索するのか。これって、基礎物理学者と
>  応用分野の人間の違いという事で片付けちゃっていい
>  問題ではないとは思いますが・・・・

応用分野の人で基礎理論をおろそかにする人は、結局は、無駄なこ
とをしているとか、不必要な複雑なシステムを作るのかどっちかで
す。

一般相対論がなかったら、衛星上の時間の遅れが重力場のによる物
なのだと、いつどうやって気付くんでしょう? 衛星軌道がずれたこ
とに相当する? まさに、それを計るシステムを作っている最中なの
に、なにを基準にずれを定義する気? 

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus, 
              PRESTO, Japan Science and Technology Corporation
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科, 
           科学技術振興事業団さきがけ研究21(機能と構成)