河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

In article <bgr4mi$dp0$1@nsvn01.zaq.ne.jp>, shirai@unixusers.net (Takashi SHIRAI) writes
>  生 JIS Subject 反対派の方々は、「それ入れると」という条件
> 無しに「規格違反」と主張していると思います。

MIME でなければ、Subject のような構造の無いヘッダと本文の規
定が同じなので、「Subject にダメなら、本文もダメだろ?」って
論法が使えるんです。でも、MIMEの規格では、ヘッダーに使える文
字がより厳格に決まっているのでだめ。逆に本文に生JIS Okっての
も保証されます。どっかひっくり返せば規格が出て来るはずなんだ
が。

>  MH の話は何か誤解があるんじゃないでしょうか。素の MH は確
> か MIME 対応出来ていないと思いますし、拡張版の MHplus にして
> もそういった頑なな開発 policy を持っているようには見えないし。

細かい話になるんだけど、MHplus は、mhn がコード変換を行なっ
ていて、送信時にmhnするようにしないと、自前でJIS変換する必要
があります。自前で変換すると、「context header あり、生JISサ
ブジェクト」は可能です。(最近までそうしていた) しかし、mhn 
で変換すると、必ず MIME header が付いて、Subject は base64に
なるということになってます。これは、さっき言った規格に添うた
めです。

>  JUNET 時代に苦労して ISO-2022-JP を通した先人の努力を思う
> と、そう簡単に日和る訳にもいかないんじゃないかと思ってます。

JUNET 時代でもSubjectは通らないのが普通だったと思う。通るよ
うになった方が少し後で、実は、MIMEの時期とほとんど変わらなか
ったみたい。

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus, 
              PRESTO, Japan Science and Technology Corporation
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科, 
           科学技術振興事業団さきがけ研究21(機能と構成)