佐々木将人@函館 です。

まあfj.soc.politicsは不要でしょう。

>From:Keizo Matsumura <kmatsu@nr.titech.ac.jp>
>Date:2004/04/16 11:10:26 JST
>Message-ID:<407F4092.4976CC4B@nr.titech.ac.jp>
>
>> 裁判システムはおかしい判決が出ないように3回違う判事の判断をするということに
>> なっており、それが司法における信頼を担保しているのだと思っていましたがこの
>> 認識は間違っていますか?
>> 
>「日本は三審制の国」である。と表現したら、それは誤りです。
>
>三審制の裁判「も」あり
>三審制にならない裁判もあるーーーそういう国家なのです。

ですね。
(残念ながら「3回違う判事の判断」というのは
 中学校の公民の授業における説明の便法の域を出ていません。)

もしくは「最大3回できる」というのが「3審制」と考えてもよし。
(実は最大は4回なんだけど……
 さあ4回できる例はわかります?
 クイズとしては結構楽しめるかもしれない……。
 正解は複数あります。)
例えば最高裁への上告理由は限られていますから
その上告理由がなければ裁判は2回までです。
……内乱罪ははなから2回までだし。

また裁判を
「よろず世の中に対して何らかの判断を示すシステム」
と考えるのか
「世の中の紛争の内法律を適用して判断できることに対し判断を示すシステム」
と考えるかによっても
今回の問題についての考え方は変わってきます。
……井上薫裁判官の主張は
  ある意味要件事実論を徹底したものであることは間違いないのだし、
  それは後者を純化したものと評価できます。

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cal@nn.iij4u.or.jp  佐々木将人
(This address is for NetNews.)
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ルフィミア「本当に本が出そうなんですか?」
まさと「なんか出そうな感じだよ。」