In article <40c88867$0$19843$44c9b20d@news2.asahi-net.or.jp>, NISHIO
<it1g-nso@asahi-net.or.jp> wrote:


> 「乳母の八瀬」説のほか、新粉で作る粉馬が痩せ馬になったとする説、
> 馬の餌の小麦を人間が食べてしまって馬が痩せ細ったとする説、が
> 『たべもの起源事典』(岡田哲編、東京堂出版、2003/1/30)にあります。
> 
> 大分の郷土料理「だご汁」の親戚筋みたいなものでしょうか。

私が生まれ育った信州では、釈迦涅槃会の際に「やしょうま」と
いう米の粉で作った一種のお餅をお寺で子供達に配る伝統があり
ました。以下のサイトをみると、現在も続いているようです。
また、広辞苑にも出ているようですね。

 http://w1.avis.ne.jp/~samsae/yasilyouma.htm
 http://members.stvnet.home.ne.jp/kubookada-h/oyaki.html

大分のものは見たことがありませんが、名前からして同じ起源の
食べ物ではないかと思います。

子供の頃は楽しみだったのですが、「やしょうま」をもらう前に
お寺の和尚さんの話を聞かなければなりませんでした。本堂に
釈迦涅槃図をかけて、説法をするのですが、それによると、お釈
迦様の末期にヤショという弟子がこの食べ物を差し上げたところ、
大層喜んで食べて、「ヤショ、うまかったぞよ」といったそうで、
これが「やしょうま」の名前の由来という説明でした。なにしろ、
毎年同じ話を聞かされたので、よく覚えていますし、子供の頃の
ことですから、そう信じていました。

この名前の由来が信州独特のものなのかちょっと興味があります。

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布 山 喜 章 Yoshiaki FUYAMA
fuyamay@cosmos.dti2.ne.jp