早朝起床して08:20出発。多摩湖自転車道、江戸街道、新青梅街道を経て、箱根ヶ崎でアンパスを通らない経路を試してみて(楽ではあるけどわざわざ通るほどのことでもないという結果)、青梅街道、旧青梅街道、青梅街道と通って奥多摩駅。途中東青梅で休憩しています。ラストコンビニは古里だと判っているので(奥多摩の先のコンビニは品揃えが良くない)、できれば古里でまとめて補給しておきたかったですけど、流石に途中補給1回だけだと古里まで行くのは厳しかったです。逆に夏だったら、武蔵村山あたりで補給して古里で2回目というやり方ができたかもしれませんが。
奥多摩駅で自販機を使い、日原街道を進みます。大沢橋の脇に食堂があることを確認していたので、そこで昼食を摂ります。そして更に進み、日原トンネルを抜けたところが実質ゴール。登竜橋の脇にホ○○○を置いて、ここからは徒歩です。このために暫く履いていなかった登山靴を出してきているのです。
旧日原トンネルまでの旧道、大崩崖を通る旧旧道を経て……大崩崖の後半で異様な悪臭がする箇所を通りました。往路では何なのか判りませんでしたが、復路では経路が少し下に下がったらしく、原因が判りました。鹿か何かの死体が転がっており、これがかなり腐乱状態にあるのでした。蝿がかなり集まっていますよ……。
大崩崖の先、旧日原トンネル出口より暫く進んだ先にバリケードがあり、過去にこの道を通った時はここまでで引き返していました。しかし今日はバリケードより先に進みます。山側の崩壊土砂がバリケードの高さまで溜っているため、容易に越えることができます。が、バリケードの先はすぐに小崩崖が始まります。大崩崖ほど乾燥した地質ではなく、植物もそこそこに生えているのですが、トラバースしようにも僅かばかりの平坦地を見出すのが困難で、こっちの方が大崩崖より危険という先達の感想も頷けるところです。実際、数歩進んでは先に進むことが可能かどうかを考え、場合によっては数m〜数十m引き返して別の道を探す、という感じでした。歩ける場所を「擁壁の外側も含めて」考える必要があります。やっと次のステージへ進んだかと思っても、地質が変わっただけで崩壊地はまだ終わっていない、ということを繰り返しました。
小崩崖を過ぎると、3月のおせんころがしを思い出すような藪地帯になりました。勿論、土壌の悪さからこちらの藪はさほど密ではないんですけど、そこそこ硬い枝をかき分けながら進むのは体力を消耗します。そこを過ぎると路面を完全に塞いでいる大岩をよじ登ってまた降り(逆に大岩によって塞がれたために路面自体が残っているとも言える)、次は落石防止ネットの「中」に入って進みます。ネットを通る区間は短いんですけど、なかなか衝撃的ですね。出られると判っていなければ入ろうとは思わないでしょう。
路肩下に廃屋が見えると、旧道はそろそろ終わりです。カーブの先に白い空間が見えます……奥多摩鉱業の採石場に到達し、高低差100m規模で路盤が消滅して進行不能になります。目の前には真っ白な石灰岩質の採掘現場。数百m先にあるこちらの路盤と同じ高さに道の続きがあり、ガードレールやカーブミラーの痕跡が見えていますが、そこへ辿り着く方法はありません。旧道探索はここまでです。……奥多摩鉱業から許可を得ればあの先へ行くことができるでしょうけど、そんなことが可能なのは平沼さんだけでしょう。
……で、旧道探索は終わりですが、本日の目標はここではありません。採石場から切れ落ちる崖下を眺めると、日原川に落ちる30mほど手前にワーレントラス橋(の半分)の残骸が見えています。どうにかしてそこまで行きたい。先達が既に色々と探索済みなんですけど、自分の足で到達し、存在しているという親柱を確認したいのです。
これまでは崩壊地とはいえ道が存在していた場所でしたけど、ここから先は過去も含めて道が存在したことのない、真の斜面+発破地+崩壊地です。踏み跡のようなものが存在しないばかりではなく、足元の崩れやすさが半端ではなく、とにかく一歩先の安全を確認しながら進むしかありませんでした。大きな岩があれば安定して上に立つことができますが、岩の上が水平とは限りませんし、「岩の上の砂利」が崩れやすかったりもします。中途半端な大きさの石は、ちょっと足を掛けたくらいならしっかりしているように思えても、体重をかけるとずれる=落ちることがあります。そして砂利程度の石は100%転がります。砂はグリップなどしません。マジで命を危ぶむ箇所がいくつもありました。
14:30〜15:25までかけて、あとガリー1つ越えれば橋に辿り着ける、というところまでは到達しました。でも、そこから先が進行できません。これはかなり戻って道を変えなければならないところです……が、そろそろ時間切れです。この崩壊地を登るのもかなり時間がかかり(実際20分以上かかりました)、そこからも往路で通った難所を引き返さなければならないのです。親柱は見付けられませんでしたが、ある程度接近した写真が撮れたことで今回は良しとしましょう。
崖を登って、「伝説の100m」「小崩崖」「大崩崖」を越えて行きます。往路で通れたからといって復路で同様に通れるとは限らない、往路の道を見失う可能性もある、ということで、ある程度素早くは進むものの、疲労と恐怖で笑っている膝が危険を余計に増してしまいます。往路1時間に対し復路30分ほどで旧日原トンネル入口まで戻……って……腰に付けていたカメラバッグが無い!? どこかで落とした!? 確か最後の探索を中断して旧道末端まで戻った時に撮影したから、そこからここまで戻る途中のどこかってことだよね!? うわあ!?
急いでまた奥地の方へ向かい、左右確認しながら小崩崖の2/3くらいまで再探索しましたが、そこで時間切れと判断しました。時刻は16:45、これ以上かけると日没後に大崩崖を越えるような自殺行為になりまねません。今日の成果のすべてを廃道のどこかに置き去りにし、戻ります……。実際に予想通り、大崩崖をぎりぎり残日のあるうちに越え、17:08の日没した状態でホ○○○が待つ登竜橋に到達です。
あとは往路とほぼ同じ経路で帰ります。それこそ古里の7-11で補給したことと、箱根ヶ崎でアンパスを通ったことくらい。20:52、帰宅。……明日また行ってカメラ探す!!
昨日は自転車で8時過ぎに出発していましたが、今日はバスで6時過ぎに出発します。武蔵境駅前で朝食を摂って、中央本線休日快速高尾行き(647TモハE233-24)で立川、青梅線各駅停車青梅行き(783TモハE233-37)で青梅、青梅線各駅停車奥多摩行き(モハE233-624)で奥多摩。登山客などが多いかと思ったけど案外そうでもなく……と思ったら、青梅駅で奥多摩行きを待っている間に到着した次の便に大量に乗ってました。多分中央本線からの直通便でしたね。
奥多摩駅前で水分と糖分を購入しておき、西東京バスの東日原行きへ。川乗橋で半分くらいの登山客が降りた後、私一人だけが一原(いちはら)で下車します。次は終点の東日原なので、残りの方々は全員そちらで降りたことになります。一原から100mくらい戻ると登竜橋です。一原から登竜橋までの間には、崖下に五期道(車道化される直前、惣岳吊橋を経て右岸道に通じる道)が見える箇所があります。そこも一度は通ってみたいですが、まだ先の話……。
10:10、昨日より3時間ばかり早く旧道(六期道)に入ります。昨日は曇り空でしたが、今日は良く晴れて陽射しが強く、体感気温が高くなることが予想されます。昨日の服装が帰り道ではとても寒いくらいでしたので、今日も同等の格好で来ました。列車内は既に暑かったですね。
さて、この先、カメラを探すための旅になります。昨日は(今日も)GoProを装着して歩きましたので、昨日の帰宅後に録画を確認して、どこでカメラバッグを落としたのかを調べました。その結果、確かに旧道末端で路盤に復帰した時に撮影していること、「伝説の100m」で路肩から路盤に戻ったところで一度足を滑らせたのですが、そこから立ち直った時にはまだ落としていないこと、が判りました。少なくともそれより手前です。小崩崖の先の藪地帯、そこから「伝説の100m」にかけての落石防止ネット区間、この辺りが怪しいと目星を付けました。カメラバッグは面ファスナーでベルトに装着しているのですが、経年劣化で接着力が劣化しているのは確かですので、藪やネットとの接触で外れたのではないか、と。
小崩崖の途中までは、急ぎとはいえ昨日確認していますので、旧日原トンネルを利用してショートカットしました。実はここ、最近は施錠されていないらしいのですね。照明は当然ありませんので、自転車のライトを持ってくれば良かったと思いましたが、桂木桂馬よろしくスマートフォンのライトでどうにか足元を確保して、397mの旧日原トンネルを通過します。危険回避とともに、あの鹿の腐乱死体の傍を通りたくないということもあります……本当に臭いが酷いのよ。
昨日は通れた筈の道を上手く通れないということもあったりしましたが……靴が違うという理由もあると思います。昨日の登山靴は結局靴底が怪しくなっていることが判ったので、今日は比較的しっかりしているとはいえスニーカーで来ているのです。最後のとぼう岩崩壊地以外は何とかなるだろうと判断したのですが、難易度は上がりましたね……。特に小崩崖の途中、上手く進めなくて路肩ギリギリのところで道を変えたのは一番の恐怖でした。
さて、目星を付けていた藪地帯ですが、普通に通過する場合は通るであろう場所以外も、歩き得る場所、落下したバッグが転がり得る場所を、左右あちこち移動しながら探しましたが、見付かりません。では、と先へ進んで「伝説の100m」。手前の大岩を越えるのも大変でしたけど、その先で落石防止ネットが路肩まで進出している箇所……って、ここは録画でカメラがまだあると確認したところ。てことは少なくともこれより手前でなければいけないんですけど? 見落とした? 路外まで転がってしまった? ……と蒼褪めました。来た道を振り返ると……ん? 10mくらい先になんか人工物が転がってる。ああ、カメラバッグだー。あったー。見付けたー。
逆光だったために見付け辛くて、振り返ったらすぐそこにあった、ということなんですかね。中にはしっかりX-S1があり、敦賀でバッグ無しに落とした時と違って故障も無さそうです。昨日の成果である写真もしっかりあります。無駄にならなくて幸いでした。もし今日見付けられなかったら、旧道末端まで行って「最終目的」を望遠撮影する(崩壊地には踏み込まない)というつもりで、FinePix F70EXRを持ってきていました。これX-S1より前、2010年購入のカメラですけど、充電すればちゃんと動いてくれました。でもX-S1を取り戻したからには、無理して使う必要はありません。末端まで行く必要もありません。今度は落とさないように、リュックサックにカメラバッグを入れて戻ります。
また旧日原トンネルを通り、昨日カメラ紛失に気付いた原因である旧旧道側のアイテムを撮影して、登竜橋に戻ります。……復路のバス、目の前で一原を通り過ぎてしまいました。次のバスは1時間以上後なので……東日原まで徒歩移動します。奥多摩駅で買ってあったカロリーメイトで補給して(ホ○○○のフロントバッグに入っているものを持ってくれば良かった)、周辺を観て回りながらひたすら待って、バス時間頃になると増えて来る登山客・観光客とともに、やって来たバスに乗り込みます。
あれだけ苦労する道も、バスかつ現道の日原トンネルだと、あっという間に通り過ぎてしまいます。現在でも容易な道ではなく、安全確認のため車掌が乗務する必要があるバスなのですけど。奥多摩から青梅線各駅停車青梅行き(P524編成クハE232-66)で青梅、青梅線中央本線直通休日快速東京行き(1305HクハE232-45)で吉祥寺。
大変に疲労している(足ばかりでなく腕も昨日の時点から筋肉痛)状況ですが、アニメイト吉祥寺にて、
以上購入。
amazon.co.jpより、
以上到着。さて、到着したからには、BDと配信を組み合わせてFani通締め切りまでに観ないといけませんよ……
ホ○○○は泥除け不調につき(いつ直せる?)、バスで吉祥寺。8月の秋田以来となる献血の後、石井スポーツ吉祥寺店にて、
以上購入。登山靴ですが、サイズ調整したところ25cmでも余ってしまったため、レディースの24.5cmになりました。……25cmを切るのは中学生の時以来じゃないかなあ? そこまで足が小さくなっているとは。
ジュンク堂書店コピス吉祥寺にて、
以上購入。すべて手持ちの更新です。今のところこちらへ行く予定はありませんが、先月のCAJ+ABRで通っていますし、比較的近場なので使う機会はあるでしょう。
ルーエにて、
以上購入。平積みで見掛けて思わず購入してしまいました。橋はいいぞ。
どこかで昼食を、とも思いましたが、結局何も食べずにバスで帰宅。近所のスーパーでちょっとした食事を買って済ませました。