逐次雑記 2012年10月中旬

◇ この中に1人、妹がいる! 第08話「妹はあらがっていた」(8月30日放映分)

スカートは膝上10cm! そんなもん、見えた時の責任を一切男子に負わせないって規則にすれば、自然と長くなりませんかね。「ねえ将悟。スカートの中、見たい?」見せようとする女子には無力ですが(^^;;; それにしても、校門前に居るの将悟だけじゃありませんか? 雅(と心乃枝)にかまけている間に他の生徒が素通しなんですが。「見てねえよ! つーか雅、お前短パン穿いてたじゃねえか!」「って見てるじゃないの、このパンチラハンター!」将悟の汚名が、また1つ……。

いつでもどこでも副会長な凛香へ接近するため、場所を変える……というか立場を変えるというか。「では早速手筈を整えるとするか」 → 愛菜を利用した遊園地デート。確かに、愛菜を誘えば凛香を必ず巻き込むだろうし、そうすれば凛香も副会長として付いて来るだろうし……でもそれじゃ立場変えにならないけど。凛香を遊びに誘うのは良いとして、関係性をどう変えるかというところに『手筈』が必要じゃありません? 現段階では、あくまでも副会長として会長に付き従うだけの凛香ですよ。……副会長として、というより、保護者としてって気がしますけど(^^;;;

実は遊園地初体験の凛香。ダンスパーティの時のことを考えても、愛菜は一通り色々な遊びを経験していそうですね(方向性が明後日ではあっても)。……で、喜び勇んでジェットコースターに凛香を誘い、愛菜だけダメージ。お化け屋敷に凛香を誘い、愛菜だけ大ダメージ(^^;;; 『好き』と『得意』は違うのねん。

絶叫ゾンビシューティング。これも愛菜、苦手で好きそうですが、衣楠が何やら手を回しているの、察したかな。「二人ともー、生きて戻って来てねー♪」ということで凛香と将悟だけで参加して……『濡れても良い格好をしてきて下さい』くらいじゃなくて、ずばり水着に着替えると? それやりすぎじゃ……実際このテのスプラッシュ系遊具って水野は経験が無い(見たことも無い)ので、本当にこういうのがあるのか理解も及びません。リアルなのかギャグなのか。あ、エロというのは判ります。こういう出来事があっておいて、よく気まずくならないものですな。

お土産屋で見付けたラ○カルもどき。「前にどこかで見たような」ブームももう30年近く前だよね(違)。「で、つい買っちゃったんだけど……何なんだこいつ? 熊……じゃないよな? どっちかってーと、狸か?」30年近く前のブームじゃ、現代の10代には判りませんか(大違)。ともかく、芽依の例の携帯電話に付いていたものと同じだということに気が付いて、生徒会室を家探し……博打だなあ。凛香が『校内放送の妹』だとしても、携帯電話を生徒会室に置いているということに根拠無いですよ。自宅でも良いし、持ち歩いていても良いし、放送後に廃棄したって良いでしょう。

ともあれ、実際に携帯電話を発見……したんじゃなくて、心乃枝から借りたものにラ○カルストラップを付けただけ? それだとカマ掛けに更に博打が重なってるんですけど……。明らかに証拠揃っていない追求にも関わらず語るに落ちてしまう凛香、これはもう自白したかったと考えるしか。たとえ今の自分の立場が理不尽で、内心救いを求めていたんだとしても、これは……弱さを認める強さじゃないし、単に弱いだけにしか見えません。

やっぱり厳田氏は帝野グループを敵視していましたか。その厳田氏が凛香を駒として選んだのは、凛香が厳田氏の息子の婚約者だから。……これもなー、汚れ仕事をさせるにしては、凛香は純粋過ぎるし、そして信用もできないと思うんだけど。実際こうして帝野本人にバラしちゃってるんだし。『校内放送の妹』が自分に向けたメッセージになっていると気付いたなら、その正体が凛香であることにも気付いた筈で、既に国立家は厳田氏に攻撃されていませんか? にも関わらず、そんな家庭の事情をおくびにも出さず、帝野将悟更生計画を徹底していたとは。この娘強いんだか弱いんだか。

凛香を救うためには、国立家と厳田家との結び付きを断つしかない、ということで「国立さん! 俺と恋人になろう!」それじゃ救済にならないでしょ。敵は国立家じゃなくて厳田家なんだから、国立家の救済計画になってなきゃいけないよ。だから帝野グループが国立家へ出資する、とかでないと。現在の最高権力者であるおかーさんは、そう簡単に認めないよね。だからそのための根拠として将悟と凛香が婚約するというのなら、正しいんだけど。……この方面でも『Φなる・あぷろーち』は名作だよ。

「私は、嘘で自分の家を騙すようなことはできません。ですから先輩、恋人になるなら、本当の恋人になって下さい!」出資するならこうなるよね。この場で脱ぐ必要は無いと思うけど! ほら4ピアだ、『3ピアなら収後こちらで処分』でしたから、4ピアは懲戒?

何をどうやったかは知りませんが、守備良く国立家は救済され、凛香と厳田御曹司との婚約も解消。ということで凛香、将悟争奪戦へ堂々参戦(^^;;; 「是非結婚を前提としたお付き合いを!」さあ、心乃枝と雅に対抗するとなると、凛香はどの程度校内の風紀を乱すかな!?(^^;;;

次回予告: 先生はそんな無理をしない方がポイント高かったと思います(^^;;;

◇ この中に1人、妹がいる! 第09話「急襲! 妹注意報!!」(9月6日放映分)

突然隣に引っ越して来た、あの理事会の時に紛れていた娘・宝生柚璃奈。「もしそうなったら宜しくお願いしますね、将悟お兄様」「ああ! ……え?」「はい、私は将悟お兄様の妹なのです」今まで8話分の苦労は何だったんだってくらいにあっさり登場、それも妹の側から寄って来る。さあ、どこまで信用できるのやら。……想像以上に信用の環が壊れてきましたよ。将悟は気付いているのやら。

OP1a: 『シルエットの妹』が早速柚璃奈として描かれた特別版。唐突に確定させるのか、それともこのOPがミスリードなのか……

表向きは父方の再従兄妹ということになっている、と自称する柚璃奈。まあ親類縁者はかなり多いんでしょうから、将悟もいちいち把握していないんでしょうけど……一応程度には確認しておいた方が良いよ。まったくの創作人物ってことはないにしても、果して目の前の娘が『将悟の父方の従兄弟である宝生柚璃奈』なのかどうか。何しろ将悟の妹という存在のこと、結構広く知られているみたいですからね。前回の厳田に限らず、ちょっかいかけてくる輩は居るでしょう。中には、妹を捏造したりしてね。で、その時、将悟がその『妹』と面識が無いということは知られていても、『壁越しの妹』と会っていることまでは……知られていないかも。柚璃奈は「幼い頃に一度だけ会っている」と言いましたが、これ『壁越しの妹』を念頭に置いていないように聞こえますよね?

長い髪の毛はっけーん。「お兄様! シーツに牝の匂いが染み着いていますわ!」牝って……。物言いがなかなかに極悪ですな。「恋人を作るなと言いたいのではありません。むしろ妹として、お兄様が素敵な恋ができるよう応援したいのです」それで相手を『牝』と呼びますかい。それと、『壁越しの妹』は将悟と恋をしたがっていましたから、柚璃奈が本当に当人なら見解が変わってますな。

母親から謝恩パーティへの参加命令。『同伴の女性』を含めた2枚分の招待状……「貴方を深流院学園へ通わせているのは、生涯の伴侶となる女性を探すためなのですよ」学校を何だと思ってるんだこの母親。無礼にも程があります。実際、授業シーンはほとんどありませんが(^^;;; 今回も、教師自ら「夏だ! プールだ! 青っ春っだーっ!!」だし……(^^;;; 「せんせーい」「何だ田中?」「プールで子供みたいにはしゃいだり飛び込んだりするのは危ないと思いまーす」「このくそたわけがー!」田中の非難の仕方が一番子供だと思うんだ。

「ご主人様、オイルお塗りしましょうか?」プールでかい(^^;;; 寝てる将悟も将悟だけど。「どうだ帝野。りりかる☆しすたぁずのサマーフェスはこれで行こうと思うのだが」今も将悟がコンサルやってるのかな。『センスの問題』を何度も何度も修正しているとしたら笑えます。今回は、もし舞台が東京都なら、条例に引っかかりそうですしね。心乃枝と雅の下品な喧嘩、放置したらそのうち脱がしそうって気がしました(やめれ)。「それで、ここがプール! お水いっぱいで、じゃぶーんって感じなんだよー!」田中くーん、ここにも子供が居るよー。

で、何で愛菜と凛香が来たかと言えば、学校に来た柚璃奈を案内している……んですか。「私、将悟お兄様の妹なんです」「「「「「え!?」」」」」 ← 芽依も驚愕していることに注意。芽依は『妹』を直接知っている筈ですからね。だからここからは芽依の反応に注目……していたけど、雅も不穏な動きを見せましたな。単なる反発じゃないよねこれ。

「私は本来、お兄様の妹であることは、知られてはいけない存在です」という割にはあっさり話してるよなー。相手が将悟と関わりの深い女性達であることを見極めて、ここぞとばかりに波風立てたように描かれています。DNA鑑定、つい最近話に出たばかりだから、当然今回も俎上に上がりますな。あの時は反発した雅も、今回は積極的に、というか熱心に推奨しましたね。で、柚璃奈があっさり(かどうかはともかく)受け入れたことに、却って驚愕しています。柚璃奈の自称が詐称であると確信の上で、拒絶するだろうと見込んでいたようですが……となると、雅は自分が将悟の妹であると内心認識していそうですな。それは芽依の態度と矛盾しないし。芽依編で雅だけしすたぁずにならなかったのも意味深に思えて来ます。

ともあれ、堂々とした柚璃奈の態度に、妹問題と関係なさそうな凛香と芽依は好感を抱いたようで。「そういうことでしたら宝生さん、改めて宜しくお願いしますわね。なにしろいずれは、私の義理の妹になる訳ですから♥」将悟、外濠を埋められてるよ(^^;;; 「みんな、喧嘩は駄目だよ! だって……将悟君とパーティに行くのは、愛菜なんだからー!」漁夫の利ですか愛菜!? 愛菜は今のところ、将悟に特別に好意を抱く様子がなかったから、これは「あんまり聞き分けが無いと、私が阿良々木君^H^H^H^H^H将悟君に告っちゃうぞ」なんだと思うけど、この面々に対しては脅迫にならなかったようです(^^;;; あ、小都里先生、できれば貴女も参戦して戴けませんか?(^^;;;

「全てがはっきりして、用意が整ってから……」ということで、瀬利さんの言動も怪しくなって参りました。柚璃奈と結託しているのなら、DNA鑑定しても結果を捏造できますよね。……で、瀬利さんを通してDNA鑑定という手段を提示したのって、衣楠だよね。はい、誰も信用できなくなってきましたですよ。ところで、瀬利さんの眼鏡に映る柚璃奈の身上書、なぜ反転していない?

アイキャッチB: こちらも柚璃奈の特別版。

水泳部で絶不調の雅、将悟の家で絶好調の心乃枝。……将悟の寝台で絶好調の心乃枝(^^;;; それ、デザートじゃなくてメインディッシュのつもりでしょ絶対! 将悟もそろそろ動じなくなってきましたねえ。動じる人は別に居ますが……別の意味で『壁越しの妹』が居るんでした(^^;;; ……って、コップかよ!! 「ど、どこを責めてますの!? どんなテクニックを使えば、あんな気持ち良さそうな、いいえはしたない声が出ますのよ!?」実は心乃枝に比肩し得るむっつり妹でした!? もしかして、もうちょっと早くプールに到達していたら、公衆の面前で鼻血噴いてたりして。このシーンが可笑しすぎたので評価アップです。壁を叩いたの、本当の理由と将悟達が想像した理由、絶対違ってますよね。

「ねえ、将悟さん……折角ですから、デザート、ここで『苺』だけでも、食べて行きません?」ここで、である理由は無いよなあ。思いっきり公道上でやろうというのは、周囲を気にしていないか、むしろ周囲に気にさせようとしているか、ですよ。既成事実既成事実。雅に目撃されたのは、流石に狙った訳ではないでしょうけどね。

DNA鑑定の結果。柚璃奈が妹であると確定しましたが、さて本当に信用できるのや否や。

◇ この中に1人、妹がいる! 第10話「花咲く妹たち」(9月13日放映分)

将悟、深流院学園へ編入する前って帝王学を学んでいたんでなかったっけ? パーティ出席くらいで緊張するかね。……で、柚璃奈は柚璃奈で、また公然に「お兄様」と呼んでるし。言い訳の聞く範囲ではあるけどね……。さて、1輛のリムジンで登場する『御学友』、凛香・愛菜・心乃枝に芽依・雅。「嵯峨良先輩、その格好……」「魔女の正装だが? 何か可笑しいか!?」と言いつつ恥ずかしそうな芽依が素敵。これが正装とは言えないこと、承知しているってことでしょうね。持ってないってことはないでしょう、少なくとも誰かから借りるなり、会場で借りるなり、別途レンタルするなりの手段は取れる筈です。でも敢えてこの格好で来たのは、想定外の状況に陥っていることを理解していない将悟に対する意趣返し(別名八つ当たり)ではないですかね。「舞踏会のドレスも良かったけど、今日のも可愛いなって」反発しないね雅。……あ、芽依の格好、雅の格好を引き立たせるため?

会場入りしても雅の様子を気にする芽依、同様に料理の様子を気にする愛菜(^^;;; その料理は、りりしすのメニューを開拓している芽依のメモによると……『キムチ+キウイ』『なっとう+パパイヤ』そもそもパーティメニューではないっぽい(^^;;; 芽依、インスピレーションの源泉にだけしていますか? なら、将悟はレシピを盗んでいるんじゃないかって心配する必要ありませんね。衣楠、流石に給仕で違和感ありませんえ。「あれは、IT業界の旧支配者と名高い、ニャル=ゲイル氏!」這い寄りそうな名前ですこと。「やっぱIT業界の人って、本当に轆轤回すんだな……」エア轆轤違う(^^;;;

雅が失踪したと、伝えてくるのが芽依ならば……それこそ結託している可能性はないかな。雅が身を隠して、芽依に伝えさせるって。先のシーンを思えばなさそうですけど。このシーンは、会場から離れた将悟が瀬利を敵と認識するためのシーンでしたから。ただ、前回の推測もあるし、衣楠も信用できるのかどうなのか、という点には注意が必要ですね。現状、衣楠が瀬利を敵と認識したのも最近であるとすれば矛盾はありませんが、衣楠もまた瀬利側の者であり疑心暗鬼に陥らせつつも決定的な一歩は踏み出させずコントロールしている、としても通じます。

で、柚璃奈があっさり雅を発見したので、この失踪は何でもないってことになるんでしょうかね。こういった会場が居心地悪いのは、第2話でもう言っていましたし。柚璃奈が妙に雅に肩入れしましたけど、雅が将悟の妹だと把握した上で近親相姦させようとしている……んでしょうかねえ。

将悟が会場に戻ったら、出迎えたのは泥酔雅。凄え……第10話なのにヒロインが吐いた(雅は看板娘ではありません)。吐いた次のシーンでは全裸で迫ったり、緩急の差が激しいのは、相当余裕無くしていそうですね。もうモラトリアムしていられない?

雅が全裸で迫った次のシーンは、愛菜の『にんぷさーん』なシーン(^^;;; ってそう考えちゃったよ。「本日は素敵なパーティにお招き戴きありがとうございました。お母様にはまた改めて、正式に御挨拶させて戴きますわね」心乃枝の表情が凄い(^^;;; いやでも、雅が何やったか知ったら、心乃枝どうなることやら。「おい帝野。神凪が眠ってるからって変なことしたるするんじゃないぞ! 何か間違いがあったら呪うからな!」「その格好で言われると、説得力ありますね先輩……」ということで、1話まるまるずっと雅(とメニュー開拓)に集中していた芽依でした。そのことを将悟に告げる柚璃奈は、芽依と『妹』の関係を知っているのかいないのか。

柚璃奈が『お父様』に頼んで用意した筈の招待状は、将悟が瀬利を通じておかーさんに用意させたことになっていた……ということで、これで柚璃奈に疑惑が浮かびますかね? 何とも思わなければ、将悟『妹』に幻想抱きすぎってことに(おいおい)。

◇ この中に1人、妹がいる! 第11話「妹の罠」(9月20日放映分)

回想・心乃枝を救ったグランベリオン将悟、そしてそこに駆け寄る……いやだから、それは妹キャラではなくメイドキャラ(笑)だった筈でしょ。「朝ー朝だよー」(違)、ということで夢でした。でも今この夢を見たってことは、柚璃奈の部分はともかく、心乃枝の部分については思い出したってことにならないかな。

今日の朝食は柚璃奈謹製。……心乃枝の立場も危ない? 「こうやってると、何か新婚さんみたいですわね」本当、新婚さんごっこを望む心乃枝の立場が危ない(^^;;; もし今、心乃枝が将悟ンちへ押しかけて来たら、柚璃奈は追い出したりするのではありますまいか。さて、柚璃奈を将悟の妹とする根拠は、自称とDNA鑑定の結果(捏造の疑いあり)の2つなのですが、元々は『壁越しの妹』や『電話口の妹』、グランベリオンのフィギュアといった当人との思い出をもとに可能性を積み重ねようとしていたんだよね。『電話口の妹』やその妹から贈られて来たフィギュアについては、心乃枝が自白したことで証拠能力を失った訳ですが。残ったのは最初からある『壁越しの妹』のみ。この話をようやく柚璃奈に確かめたら……否定した! 辻褄合わせようとして適当言うのではなく、真向から否定しましたか。今ここに自分という妹が居るのだから、『壁越しの妹』こそが偽物だと。……でもそれ、将悟にとっての『妹』探しを根底から否定するよね。

パーティの翌日な訳ですが、あーんな事があった雅は本日欠席。「先生の風邪だったら伝染して欲しいとッ」「ンなアホなー!」小都里先生を弄るのは田中の役目なんでしょうか(^^;;; すっかり夫婦漫才の域に達してますね。第13話でもコレが観られるなら買いたいですよ。

授業中思いっきり寝ている衣楠。まあ、夜の活動が多いから、授業中は寝てることが多いって前に言ってたけど、今は特に激務になっているんでしょうな。瀬利が組している反将悟派の陰謀がどれだけ進展しているか判りませんが、もし芳しくないようなら直接危害を加えに来る可能性もありますからね。だったら昼間の護衛も別途付ける必要がありそうですけど……取り敢えず今日の昼間は、久々にBL疑惑(^^;;; 衣楠が女の子だってこと、未だに将悟しか知らないんでしょうか。

シュークリーム分補給、ではなく、雅のお見舞を買って行く心乃枝と将悟。案外調子良さそうな雅と、心乃枝の居ぬ間に二人きり……。心乃枝、雅が抜け駆けするなんて微塵も思っていないんでしょうかね。実際のところ、条約は最初からほとんど効力を発揮していない訳ですけど(^^;;; そもそも心乃枝と雅の間でしか条約締結されていませんがね(せめて、直接参戦した凛香には加盟を要求するべきかと……)。

熊五郎の葬儀に心乃枝が来ていたと訴える柚璃奈。でもそれは心乃枝自身が否定していたよね、と思ったら、将悟も憶えていましたか(だったら芽依が『妹』を直接知っていることも思い出しなさいよ)。明確な誹謗はせずとも、心乃枝に対する心象が悪くなるようなことをつらつらと述べた挙げ句、「本当にお兄様のことを想い、お兄様の支えを必要としている人を見極めて下さい」心乃枝を排除して自分に思いを向けさせる……って発現ではありませんよね。明らかに雅を意識させています。でもどうして? 雅が『妹』だってこと、柚璃奈は把握しているんでしょうか? パーティの時、雅と柚璃奈が二人になった時間帯がありますけど、そこで何かあった……?

「ええっ、私を取材!?」「そう! 中学時代から水泳で頭角を顕し、我が学園にスポーツ推薦で入学した神凪雅! 県大会の予選も近い今、エイジ・オブ・アクエリアスの新たな人魚姫となるべき其方を取材すべきと、私の第2の人格が告げているのだよ!」「は、はあ……」新谷あらや部長、相変わらず冗長な台詞で尺を無駄遣いしますね〜(^^;;; この人、後で高2病が深刻になりそうです。で、ここで重要なのは、雅がスポーツ推薦で入学しているということ。つまり心乃枝と一緒の入試を受けていない、熊五郎氏の葬儀の日が空いていたってことだよね。ここでようやく将悟、雅を問題のピースに当て嵌めることを思い付いたようで、愛菜がお菓子カタログに見入っているせいで世界の守護者代行状態の凛香に詰め寄って何やら調査。学校で調べるとなると、推薦入試の日程? それだけじゃないよね?

何を調べたかは明らかにされないまま、雅とデートの日曜日。待ち合わせ場所は、路線図が東急っぽい駅ですね。映画、回転寿司、ペットショップ、ファッション店、プール……あまりデートっぽくないスポットが混ざっているような。電車賃・電気館・電話・手品(謎)。「って、何でデートの時までプールなんだよ?」「しょうがないでしょ、県大会の予選が近いんだから、練習欠かさないようにしないと。……別に将悟は泳がなくても良いわよ。私が泳ぐの、見ててくれれば良いから」ちゃんとさっき買った水着だしね。買うとき水着を見てもらったら、今度はそれ着て泳いでいる自分を見て欲しいよね。いずれにせよ、雅を見る将悟の目、パーティの時までとはちょっと違っていますよ。

「まだもう1つ、寄るところがあるんだから」で行くところは……りりしす。てことは今度こそEDの夢が実現しますか!? 次回、胸が高鳴る〜っ!

さて、夜中いっぱい情勢やら何やら調査しているらしい衣楠は、今晩は……グランベリオンVSガニゼウスの動画を調査(^^;;; いや真面目なんだろうけどさー。ふむ、アバンの妄想だけでなく、実際に柚璃奈がキャストだった……? それにしても、10年前の番組だよね? 柚璃奈って人間なのかどうかも怪しい?

◇ てーきゅう 第2面「先輩とカリビアン」(本日放映分)

TOEIC(実は昨日受けてた)じゃないけどさー、面白さを考えたり解釈したりする時間的余裕が無いよ。何でも良いから、面白い。というか、追求したら絶対意味判らない(^^;;; 感想書きにくいのが唯一にして最大の欠点ですな。何しろ記憶が残らないから。

◇ この中に1人、妹がいる! 第12話「妹はずっと、そばにいた」(9月27日放映分)

さて最終回、ちゃんと締められるかな?

「今日は超レア企画『おませな妹が喫茶店ごっこをしてるぞデー』だ。妹成分を懸命に抑えるしすたぁずを楽しんでくれ」シチュエーションを否定するようなシチュエーションを演じるって、また高度なことを(^^;;; 一見さんお断りしまくりですな。ジャンボパフェあ〜んしてる将悟と雅……パフェより将悟が妙に甘いね。雅が妹だと確信したから、兄の目線になってますな。で、この様子を芽依から見ると、幼い頃の雅と母親の様子に重なると。雅はこの時が(後の)りりしす初来店だったみたいですから、芽依と仲良くなるのはその後ですよね。

帰り際のキスと告白。でもこれ、駄目だと解っての最後の夢見なんでしょうね。心乃枝との情事目撃とは別に、今日の将悟が突然甘くなったこと、自分が妹扱いされているからだって察せるでしょうしね。

帰宅と同時に、柚璃奈への問い詰め開始。ま、むしろ今までよく隠し通せていたものですと、感心しておきましょう。柚璃奈の正体は檀埜那百合、衣楠が映像を見付けた通り、グランベリオンに出演していた子役の本人。妹キャラではなくメイドキャラだった筈ですが(と繰り返し主張)、演技はお手のものってことなんですね。尤も、基礎設定レベルでのアドリブを求められると、動揺はしないまでも、対処はできないようですが。役者ではあっても刺客には向いてなさそうです。子役以来どのような経歴を辿って来たのか判りませんが、今回の失敗でどういう立場に立たされるのかな。

一番気になったのは、パーティ会場の裏で瀬利が電話していた相手が那百合だったと、自ら明らかにしたこと。このシーンに居たのは将悟と衣楠だけで、その後誰かに話したシーンはありませんよね。ならば、那百合は声が聞こえる場所に将悟が居ることを知った上で電話したってことになります。その場合、瀬利が無能ということはあり得ませんから、瀬利も当然知っていたでしょう。つまり、電話の会話を聞かせていたということ。自分達が敵だと知らせることになりますし、当然DNA鑑定が信用できないと思わせることにも繋がるでしょう。今の『妹騒動』、他の大きな陰謀の隠れ蓑に過ぎないってことになりますよ……?

退場する那百合ですが、行かせて良いのかなあ。将悟と雅が近親相姦までいかずとも、キスしているところを撮影くらいはされていそうですし、他にも決定的ではなくとも何かとまずいものを握られていそうですし。でなくとも、那百合を退場させたこと、瀬利を含む相手派閥に対する将悟からの宣戦布告になってますよね。これからいよいよ洒落にならないレベルでの抗争が始まりそうですよ。学園ラブコメではなくなってしまいますから続編があるとしても描かれないように思いますけど。

翌日、雅が河童の川流れしたと聞いて駆けつける将悟。先に見舞っていたのは芽依。もうまったく隠すことなく、雅の一番の理解者というか守護者になっていますね。でもその役目は、今後将悟が引き継ぐと。「私があいつの正体を隠そうとしたこと、間違っていたと思うか?」「いいえ。先輩には感謝してます。俺に代わって、妹をずっと守ってくれてたんですから」色々と主人公体質を見せつけて、ずっと視聴者をやきもきさせてた将悟だけど、こと相手が妹となると、決意は本物ですね。言いづらいようなことも、妹騒動の裏で何が起きていたのかも、包み隠さず雅に告げます。家族になろうと言ってくれた雅を、家族として受け入れるために。「だから、恋人以上の兄妹になろう」誰もが羨む仲の良い兄妹に。例えば、朝倉兄妹とか(あれは普通に恋人)、長瀬兄妹とか(あれも普通に恋人)、阿良々木兄妹とか(おい!)

時は流れて、雅出場の水泳県大会予選。……応援小都里先生(^^;;; この学校、普通の応援団はいないんかい。自己新記録ながら予選敗退ですが、一時は溺れるくらいに精神的な問題を抱えてしまっていた雅が、すっかり復調した証ですね。終わった後には早速『恋人以上に仲の良い兄妹』を実践しています。「喩え何があっても、俺は妹を守って見せるさ」これからは堂々と陰謀の標的にされるでしょうしね……。でも、それより先に、妹であることを鹿野子おかーさんに受け入れさせるっていう、大難関が待ち構えていそうです。でないと絶対引き離される。

「屋上で男子生徒がいちゃいちゃしてるって聞いたから、きっと将悟君達のことだと思ったんだよね〜」疑惑、全然晴れませんな(^^;;; でもここまで広まって居ながら、ここを政敵に突かれないってことは……この世界では近親相愛は認められていないけど、BLは一般的な嗜みだってことでしょうか!?