走行日: 2009年6月7日(日)
最初から楽しんでしまいましたが, 本来の目的はこれから。八王子の市街地を過ぎれば, 甲州街道の裏街道である陣馬街道の道筋になります。和田峠へ向かって登る道なのです。本年5つ目の峠越え, はりきって行きましょう。
写真 | コメント |
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(08:41) |
JR八王子駅はさらっと無視し, 八王子市街を通過して, 陣馬街道に足を進めます。まだ平坦ながら次第に農村地のようになっていく風景の中で……お腹が空いたので, セブン-イレブン八王子大楽寺店で最初の休憩。まだラスト・コンビニではありませんけど, この先補給できる場所が少なくなりますから。 |
(09:02) |
陣馬街道と言えば小寓寺……もとい宝生寺の近くを通りますが, その少し手前に『切通し』というバス停があります。停留所名になるくらいですから, 大規模だとか歴史があるとか, ランドマークになり得る地形なんでしょう。現在の都道は北浅川の川岸段丘低位面を通っていますが(もしかしたらこれも崖を崩しているのかもしれませんが), 旧道は山側に切り通しを作って抜けていたということで…… |
(09:02) |
……こんな感じなんですね。ここ, 北浅川に小津川・山入川が流入する直下ですから, かつては洪水が発生し易く, 低位面に道を作るのは危険だったのかもしれません。 |
(09:04) |
少し高いところを通るとはいえ, 登るのが大変という程の事はありません。折角だから通ってみましょう。未舗装の狭い道ながら, 林の中ですので陽射しが遮られ, 気持ち良く通る事ができました。昨日までの雨で地面がちょっと濡れてたけど。 |
(09:05) | |
(09:08) |
少し行くと傾斜地住宅の中を抜ける道になります。あまり奥に入り込むとややこしくなるので, 現道に戻ります(宝生寺団地入口に出ました)。 |
(09:12) |
さーて, 幅員狭しの警告が出て来ましたよ。奥に見える山もかなり迫って来ていることですし, 山道になるのも時間の問題です。一つの目安は, 写真よりもうちょっと先にある『河原宿』交差点。 |
(09:17) |
圏央道の高架を潜ります。そういえば2週間前, ここ通りましたっけねー。 |
(09:26) |
山とほぼ接触し, 北浅川も渓谷の様相を呈して参りました。でもこの付近, テニスコートや釣り場があったりして, 人は結構多いのです。 |
(09:30) |
陣馬街道と言えば, 夕やけ小やけふれあいの里。童謡の作詞者・中村雨紅の生家付近にあります。立ち止まるの面倒なので走行中撮影。 |
(09:32) |
ここ関場で, 陣馬街道は左折します。ここは醍醐川(直進方向)と案下川(左折方向)の合流点で, 北浅川の起点となっています。直進する道は醍醐林道であり, 和田峠で合流する事になります。 |
(09:32) |
関場までの陣馬街道はかろうじて2車線を保ってましたけど, 醍醐川を渡る橋から先は1.5車線しかありません。傾斜はまだまだ緩い方ですけどね。 |
(09:41) |
陣馬高原下バス停。ここがバス路線の終点です。ここから先は更に道が狭くなり, すれ違いがほぼ不可能になりますので, 大型車は到底入れないのです。ちょっと休憩。 |
(09:49) |
脇に『若人橋』という石橋が架かってます。この先は登山道? 林道? |
(09:50) |
バス停のすぐ先で左に明王林道が別れていき(こちらは行き止まりらしい), いよいよ峠道になります。……しかしまだこの先にも200mばかり(地形図より判断)集落が続いていたりするんですな。 さて, 充分に休んだところで, 出発しましょう。今回, 和田峠への一気登りを目指します。と言っても, 私は和田峠が最終目標地点ではないので, 無理をしてまで高速走行しようという事ではありません。途中で立ち止まらず登り続ける, という程度です。速い自転車なら14分で登ると聞いた事がありますので, 20分くらいを目標に頑張ってみます! |
(10:03) |
……た, 立ち止まらないなんて無理だ〜。ペダルを踏み込めば自転車が進み, 踏み切ったら0.1秒で自転車が止まり, といった感じ。2年前に通った時もキツかった記憶はちゃんとあるけど, ここまで激しかったっけ!? 傾斜の厳しさだけなら過去通った道の中で最凶だよここ……。ちなみに『通りにくさ』なら箱根峠(自動車の多さから), 『体力消耗』なら柳沢峠(距離の長さから)。 |
(10:11) |
2年前に登り切れず休憩したヘアピンカーブとか, 記憶にある場所も確かにあるんですが(写真は本文と関係ありません), 坂のきつさは記憶どころじゃないぞ……やっぱりMTBの方がランドナーより坂道に強いって事なのかなあ。うー, 今のインナーローは28-23なんですけど, MTB時代はいくつだったんだろ? ちゃんと見ておけば良かった。 |
(10:16) |
周辺の見通しが利かない場所がほとんどなんですけど, 峠に近付くと遠くまで見渡せる場所があります。高圧線鉄塔の位置などを地形図と見比べるに, ほぼ真東を見ていると思います。……なんかドーム状の建物が見えるなあ。何だろう? |
(10:21) | |
(10:25) |
和田峠, 到着! |
(10:30)
360度全方位! (註: 原寸は27,515×1,789px, 13,297,129Bytes) | |
(10:42) |
和田林道完成記念碑。現在は東京都道・神奈川県道521号となっていますが, 恐らくは車道としての開通時, 少なくとも神奈川県側は林道として作られたって事ですね。 |
(10:42) |
関場で別れた醍醐林道が合流してきます。 |
(10:43) |
さて, それでは下りましょうか! |