"Sin'ya" <ksinya@quartz.ocn.ne.jp> wrote in message
news:c4ivva$hki$1@news-est.ocn.ad.jp...
>   その原則は、適用範囲とセットの場合にのみ有効だと思います。適用範囲は、
> 以下が適切だと思います。
>   (a)  その軍人が、侵略行為などの非人道的行為に参加していない「善良な市
>      民」である。

 味方にとって善良な市民である軍人は、敵にとっては
 悪人です。負けて領地を奪われる側からすれば、
 所詮は侵略行為に過ぎません。
 それをもって、そういうやつらだから、殺してもいいんだ
 という論理にはついていけません。

>   (b)  その軍人の属する(自称)軍隊が、侵略行為などの非人道的行為に参加し
>      ていないまっとうな「交戦団体」である。

 そもそも、中立な立場で「まっとうでない」宣言ができる機関が
 存在するのでしょうか?
 テロを行う側が、まっとうでないと判断したから、休日に子供と
 買い物に来た敵住民を周辺の人間を巻き添えにして爆殺しても
 それは正義ですか?かの地のテロとはそういう行為ですよ。

> 青龍>  しかし、実際問題、パレスチナ側にイスラエルと正面から闘う能力
> 青龍> はありません。正面からぶつかれば、パレスチナ側はすぐに全滅し
> 青龍> てしまうでしょう。
>
>   「全滅してしまう」からではなく、相手が、侵略者などの犯罪的集団ならば、
> 「正面から闘う」などという「礼節」は不要だと思います。

 礼節の問題ではありません。
 越えてはいけないルール上の一線の問題です。
 ヤシン暗殺を批難するという事は、パレスチナ側も
 そこに越えてはいけない線があるという認識はある
 はずなのに、常時越えているわけです。
 そのような集団に正義などあるはずがないと言って
 いるわけです。

 ところで、逆の立場で、イスラエルはかなり後までナチ狩りをして
 南米まで逃げていた戦犯を相手国の主権を侵してまで拉致
 殺害してきた犯罪国家の過去がありますが、あれなんか
 その時点では善良な市民となっている旧軍人をとっ捕まえて
 なぶり殺しにした残虐な行為だと思うのですが、兼松さんは
 いかがお考えになりますか?