>>>>> In <OIx9c.115$G14.75@news1.dion.ne.jp> 
>>>>>    "yam" <h_yam@h8.dion.ne.jp> wrote:
yam>  所詮領土なんてものは、「取った取られた」のものでしかないわけです。
yam>  たしかに、パレスチナ人から見たら釈然としないものはあるでしょう。
yam>  だからといって、テロで応じていたら、キリがありませんね。

  「キリがありませんね。」というのは、現状からいって、その可能性が大き
いと思います。

yam>  仮に、逆の立場だったら、パレスチナ人はユダヤ人に譲りますかね?

  わかりません。ちなみに、上は無意味な問いかけだと思います。

yam>  という事は、満州開拓に入った人たちは、中国人に皆殺しに
yam>  されてしかるべきという事ですか?

  満州開拓に入って、かつ、中国人の共同体に帰属する(*1)ことを選ばなかっ
た、つまり、日本軍の保護の対象になっていた人については、殺されてもやむ
をえなかったと考えます。現実の中国人がおおむね寛大だったのは称賛に値す
るとは思います。

(*1)
    中国人の妻になっていて、日本兵に強姦されそうになった人のエピソード
  が、早尾(漢字まちがっているかも)軍医による記録にありますね。
  満州ではない中国でのエピソードだったと思います。

> >   強盗に入られた側が強盗を殺すのは100%正当なことだと私は考えます。
> > (たとえ「強盗」が子連れであったとしても、子供の死は、親たちの責任です。)

yam>  親にも責任はあるけど、それは子供であることがわかった上で
yam>  殺す側の責任を免除するものではありませんね。

  責任を免除するものではないと思います。
  積極的に殺すことを推奨するものではなく、子供が犠牲になるから、侵略者
にてかげんする義務も必要も全くないというのが、私の考えです。

> >   「自爆テロ」のような明確に無差別な方法以外の(あらゆる)方法で、イスラ
> > エル国民やその仲間を狙って攻撃することを私は「テロ」とは考えません。

yam>  どう屁理屈を捏ねても、テロでしょう。

  100%不同意です。侵入した強盗を殺害するのがテロでないのと同様に、テロ
ではないと、私は考えます。
  テロだという主張こそ屁理屈であるというのが私の考えです。(強盗殺人集
団の一員にすぎない連中を保護されるべき文民に分類することが屁理屈である
というのが、私の考えです。)

#  「テロ」という用語の定義を共有できていないかもしれませんが、
#  マスコミの報道などから、報道にあらわれる「テロ」という用語の漠然と
#  した意味は、ある程度共有されているでしょう。

  ひとつ限定をしますと、イスラエル占領地を含むパレスチナの外にいるユダ
ヤ人などは侵略に参加していませんから、彼らは善良な市民として扱われるべ
きです。あくまでも、イスラエル占領地を含むパレスチナの中にいる、イスラ
エル国民や、彼らと友好的な連中は、善良な市民ではなく、強盗殺人実行中の
人と同様に扱われるべきだというのが、私の考えです。

> >   ただし、「自爆テロ」は不当であると断罪する資格など、まがりなりにも平
> > 和な法治国家に住んでいる者には無いようにも思います。多くのパレスチナ人

yam>  資格など必要ないでしょう。

  上には同意しません。断罪するには資格が必要な場合もあると私は考えます。

yam>  自らは安全なところに身を置きながら、なんとでも言えるわけ。
yam>  自らテロを行っている者(たとえば、イスラエル自身)が言っても
yam>  正しいものは正しいのです。

  上については、私もそう思います。

yam>  そもそも、立場によって正誤が変わるなんて詭弁を許すなら、

  立場によってというよりも、住んでいる環境や状況によって、同じ行為でも
正誤が変わると思います。

  たとえば、日本のようなまがりなりにも平和な法治国家では、緊急避難的な
場合以外、自力救済は許されませんが、そのような環境にいない人には許され
ると、私は考えます。そのような自力救済の例としては、侵略された場合の自
発的な民間防衛やゲリラ活動などを想定しています。

  パレスチナのような状況の場合、パレスチナ人全体のためには個人が多少犠
牲になってもやむをえないと、パレスチナ人が考える可能性があると思います。
そのような考えから、もし、(パレスチナ人をも巻き添えにする、)いわゆる
「自爆テロ」も正当であるというように、多くのパレスチナ人が考えるのなら、
私はそれを否定しません。(当事者が決めることなら。)
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兼松真哉