In article <8WeIh.85$1e5.20@news3.dion.ne.jp> wacky@all.at writes:
>#ああ、このヒトは相手の話を聞く気が全くないんだな…ってゆ〜
wacky氏が論争相手を悪く評価する言葉って、
どーして当の相手ではなくwacky氏本人に対する評価として
極めて適切なことが多いんでしょうね?
私に対するだけではありません。誰に対しての言葉でも同じです。
不思議なくらいです。

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それはさておき、

>>MLは単なる電話帳だよ。ただ、集中管理されているだけ。
>電話帳に書かれているのは単なるデータでしかありません。それは(その電話
>帳に載っている人とは限らない)誰かに情報を提供する為に存在するのであっ
>て、電話帳に書かれた人たちが「特定の目的」の元に集まってきたわけではあ
>りません。
「電話帳」という言葉を、そーゆー「公共の用に供するための電話帳」に
限定した意味で用いる(この語法自体は一般的な用法の1つではありますが)
のであれば、そもそも同報メールのことを「電話帳」に擬えた
wacky氏の比喩表現が誤りです。
この場合の「電話帳」は個人(あるいは限定された「仲間」の間)で
用いるための「電話帳」ですね。
個人で用いるための「住所録」みたいなものだけど、
住所ではなく電話番号が書いてあるというヤツ。

そして、この場合の同報メールは、
その「電話帳」の中身が「仲間」の間で共有できるよう
統一化が図られているという利用法を当然に想定していますから、
>翻って、(非公開)MLはメンバー内で(秘密裡に)情報を遣り取りするという「特
>定の目的」の元に集合したものであり、そのための構成員リストなわけです。
という特性は、MLだろうと同報メールだろうと、全く同質です。

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>単に、「仕組みまたは集団」と述べられているのに「“仕組み”である」と決
>め付けることのオカシサを指摘しているだけなんですがね。
オイオイ、結局のところ、
wacky氏の初歩的な誤読だったってオチになるのかい?

>>>>wacky氏は「MLは“組織そのもの”だ」と主張しているんだから、
>>>>「MLは“集団”あるいは個人や集団に役割を与える“仕組み”である」と
>>>>主張していることになるんですよね。
という書き方、
何のために「“”」を使ったと思ってるんだろ?
“集団”と“仕組み”が対等であることを明示するためだよ。
この2つが「あるいは」で結合されているわけ。

大体、引用された元の文の続きでは
>>>>しかも、wacky氏の使い方の文脈は、
>>>>「MLは“集団”である」という理解が、最も納得できる使い方です。
という形で、
“仕組み”という可能性を棄却して“集団”という可能性の方を採っているのに、
何故それを無視して
>「“仕組み”である」と決め付け
ているなんて読解をするんだろうね。

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>>>「MLは」ってのは言葉遣いが変だが、「構成員リストからなる特定の目的を持
>>>つ人物の集団」であることに間違いは無いでしょう。
>>大間違いです。
>>MLを「構成員リスト」として利用することによって、
>>「特定の目的を持つ人物の集団」を形成することは可能だけど、
>>それはMLの「派生的な利用方法の1つ」に過ぎないよ。
>「リスト」なしに、どうやって配送するというのだね。
>#口先だけで派生云々言ったって、それが根本である事実は変わりません。
日本語として理解不能。
どういう理路で、ここで突然「配送」の話が飛出してくるんだ?
「派生」云々と述べている対象は
“「特定の目的を持つ人物の集団」を形成すること”だよ。
解ってる?

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In article <cjQIh.94$1e5.41@news3.dion.ne.jp> wacky@all.at writes:
>>「MLという組織」って、何よ?
>wacky<8WeIh.85$1e5.20@news3.dion.ne.jp>から
>$(非公開)MLはメンバー内で(秘密裡に)情報を遣り取りするという「特
>$定の目的」の元に集合したもの
>の意です。辞書的意味をMLに当て嵌めただけですよ。
その「組織」の辞書的意味に当てはまるものは「ML」ではありませんね。
「MLを使っている組織」という関係があるだけであって、
「ML」と「組織」は別の主体です。

>>同報メールを使ってる組織は、「組織」じゃないの?
>それは単に「組織が連絡手段にメールを使っている」だけでは?
MLだって全く同じことです。

この場合の「組織」の本質は、「非公開情報を共有しようとする人の集団」です。
その組織が、共有の手段としてMLを利用しているわけ。
そして、MLは、この組織の「必須アイテム」でさえ無い。
何らかの理由でMLが使えない状況が生じたら、
同報メールなり、紙の郵便なり、電話連絡なりで代替することができるわけで、
その場合でも「組織」としての本質的機能には、いささかも変化はありません。
単に不便になる(=「組織」としての機能の効率が低下する)だけのことです。

                                戸田 孝@滋賀県立琵琶湖博物館
                                 toda@lbm.go.jp