! "<uwQkg.59$Q34.33@news3.dion.ne.jp>" という記事で
!     Sat, 17 Jun 2006 19:08:28 +0900 頃に wacky  さん は言ったとさ:

> KGK == Keiji KOSAKAさんの<e70gqm$3m5$1@film.rlss.okayama-u.ac.jp>から

>> ということで、二つの事実からこの結論に結びつけるためには、論理の飛びを
>> 埋める必要があるわけですが、全然できてないですね。

結局できなかったようですね。

>>> だ〜か〜ら〜、^^;
>>> 幾ら細かい話をしたって全然関係無いんですよ。

論理の飛びを「細かい話」と言ってしまうと、論理的な主張になりませんよ。

>> で、
>> ・「保有」が「保有個人データの保有である」
>> から、
>> ・「保有」をくっつけたらついでに「個人」がついちゃうことになる
>> を導くための論理展開って、どういうもの?

> どう言うもこう言うも、何度も突き付けている通り、「それが「保有個人デー
> タの保有である」ならば、個人情報以外に適用できる保証は何処にもない」か
> らですね。

もし万が一適用できなかったら、その意味での「保有する情報」というのが意
味を持たなくなるだけのことで、「保有個人データ」になるわけではありませ
ん。

というわけで、

>>>>>>>> における「保有」が「保有個人データの保有である」とすると、「JPドメイン
>>>>>>>> 名登録情報等=個人情報」となってしまい、

というのは全くの誤り。

で、「開示・訂正・削除・拒否の対象になる」というのをJPRSが想定してる情
報に適用できない理由は何かあるんですか?

>> 定義が本質的に個人情報にしか適用できないものだったら持ち込めないわけで
>> すが、個人情報じゃなくても「開示・訂正・削除・拒否の対象になる情報」と
>> いうのは考えられるわけだから、適用するのは可能なわけです。

> 馬鹿馬鹿しい。^^;
> 何を身勝手な主張をしているのですか?
> 可能なら勝手に適用して良いんですか?

適用するのが自然な状況であれば適用するでしょ?

> じゃ、「普通の意味」は適用不可能なのか?

実体物でない「情報」というシロモノに、通常は実体物を修飾すると解される
「保有」を適用するんだから、素朴に「普通の意味」を考えてもしょうがない。

で、規則の文面で、ある情報を「保有する」というのは、具体的にどのような
状況を指すかってのを考えたときに、「開示・訂正・削除・拒否の権限をもつ」
といったあたりは、割といい解だと思うんですけどねえ。
# だから、個人情報保護法などで使ってんだし。

> 念の為にまとめておきましょう。
> 1.「個人情報保護法の為の定義」が他所に持ち込めることの根拠

特定の法での定義であっても、一般からかけ離れた意味を持つようには定義し
ないのが普通ですね。
実際、個人情報保護法だけじゃなくて JIS Q 15001:1999 でも使われてる意味
だし。
そういった比較的汎用的な定義であれば、他所に持ち込むこと自体は大丈夫で
す。

で、今回の特定の状況では、「個人情報保護法に対応した」と称する規則であ
ることと、「開示・訂正・削除・拒否の権限をもつ」と解しても不自然ではな
いということから、適用可能と判断してます。

> 2.「保有」の極普通の意味が持ち込めないことの根拠

情報という実体のないシロモノを「もつ」というのはどういうことかってのは
自明ではないですね。
それを極普通の意味の延長として考えれば、「責任や権限がある」ってあたり
にくるのは当然でしょう。
で、具体的にどのような責任や権限を考えればよいかというと、「開示・訂正・
削除・拒否の権限」というものと、それに付随する責任ってあたりにするって
のは、規則の文面ではよい選択だと思いますよ。

さらにいうと、wacky氏の

<1JeVf.12$ZD1.4@news3.dion.ne.jp>:
| その場合、「持っている」のは概念的な「情報」ではなく、より具体的な
| 「データ」でしょうね。当然、「データを所有している」という意味になるは
| ずです。

というのも「極普通の意味」ではないわけ。「情報をデータと解する」という
ステップがないと解釈できないわけですから。
# 「データを所有している」ってのも結構意味不明だけどね。
-- 
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK
KG  KGK (life name: Keiji KOSAKA), Dept. of Phys., Okayama Univ.        K
KG kgk@film.rlss.okayama-u.ac.jp http://film.rlss.okayama-u.ac.jp/~kgk/ K
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK