古寺です。

EBATA Toshihiko さんwrote:
> From article <d5qg6u$22cf$1@news.spring8.or.jp>
>    by Masahiko_KODERA <kodera_m@cool.odn.ne.jp>
> 
>>とまた久々にチェックしてみたんですが、SV400って真面目そうな
>>中型スーパースポーツがちゃんと有るんですね。
> 
> 
> 沖縄へ行った時、レンタルで1日乗っただけなのですが、スーパースポーツで
> はなく、ふつ〜のロードスポーツでしたよ。

えーっと、いやまぁ言葉の定義問題かも(^^; ふつ〜なら(多分)御
の字です。
どうも売り手側で昔から有った呼び方では、5速くらいのトランス
ミッション、クラッチ付きなら、走りの必然では無く雰囲気でスポー
ク、2本ショックのレトロ系なんかまで一くくりで「スポーツ」とい
うジャンルらしくて。売り手側では最新フィーチャーを必要な物は
ちゃんと使ってるものは(レプリカ含めて)スーパースポーツ、雑誌
などではレプリカとの区別のためにそれを除いてスーパースポーツ
って言ってたんじゃなかったかなぁ...と。
紙媒体買わなくなって10周年か(自分でビックリ)ないい加減な記憶
主体の主観ですみませんが(_o_)
単にスポーツと言った場合、SRXだけでなくSR(ああ、これは元々レ
トロ車では無いです、先鋭マシンでもなかったけど)まで含んでし
まうなぁな感覚が有りまして。

単に形態や様式に拘ってる部分もあるんですけど、ヤマハだと400cc
以下に(雑誌なんかが言ってたところの)スーパースポーツは完全絶
滅状態だと思っています。つか、国内正規販売車両だともう何も
売って無いに等しいんですね(最近も有ったなぁ)。
XJR400というのは多分、SV400より「速い」んでしょうけど、なんで
'85頃のXJ400ZSより技術的に後退してるものしか入手できないのか
納得できないし、概念的にスーパースポーツじゃない、懐古が入っ
た設計だと思います。
昔の様式でも今の製造技術だと違うんだとか、どうせ分からないク
セに1本ショックに拘るのはギミック偏重*だと言われるのは覚悟な
んですけど。この辺はちゃんと原理的な優位が有るから定着してい
たもののはずで。水冷にしても実はちゃんと維持しようとすると気
を使う部分を生じるわけでユーザー層によっては必ずしも顧客利益
ではないとはいうものの性能安定面では簡単にあきらめられる程
「ついで」なフィーチャーでは無かったはずですよね。

#*=ヤマハ的には技術というのは働いていてそれが気にならないの
#が肝要だったはずで、1本ショックなどは本来驚かすだけのギミッ
#クとは対極だったはず。

スズキのSV400に、へぇこんなのちゃんと売ってるんだと思ったの
は、外観から判別できる構成要素だけで、セールストークにも目を
通していないんですが(^^; 商品的には有るんだなぁと。
今やレプリカとか言わず、スーパースポーツの標準になったと
思われるそれは、ヤマハについては輸出専用で600cc以上に存在す
るんですよね。あのあたりがイマドキスーパースポーツって言わ
れてる中核なんだよと言われれば(←推定)、確かに私の方がズレ
た事を言ったかもしれません。
かつてレプリカ市場がいよいよヤバくなってきた頃のRC誌、ネモ
ケン師の談で、ヤマハは公道にフォーカスした普通のスーパース
ポーツを重視するセンスが一番あったはずで、FZRシリーズでも
中身は公道重視に振っていた云々と、各社の中でも特に混迷脱出
を期待することを書かれていた事が有りまして(BMWのスポーツ概
念なども引合に)。ゼファーなどはジャンル自体が違うし、と。
僭越ながら全くもって同感で、400で4発だとXJ-ZS(大型クラスだ
とFZのRなし)の続きが出てきて然るべきだと思っていました。

いっとき、空冷2バルブジェネシス(前傾のみ^^;)のツアラーが出
て、販売的にはコケていましたよね。あれですら、「マンガに
有りがちな古き良きマシンをチューンしたような」様式には振っ
ていなかったのですが...