飯塚(東京都)です。

"Golden Cross" <pumpkin-soup@coral.ocn.ne.jp> wrote in message
news:chgndf$1gv$1@news-est.ocn.ad.jp...

> >  戦死者に対して国家として敬意を表したいのなら、首相が公式に
> > 追悼することが必要ですが、靖国神社でそれをやると、政教分離に
> > 明白に違反します。
>
> 信教の自由が害されない限りは幾らでも政教一致
> 或いは政教癒着でも憲法問題にはなりません。

 はぁ?
 憲法問題になるでしょう。
 個人の思想信条と、内政・外交に関わらず政治が癒着すれば、
それすなわち憲法違反です。
「政治は宗教的に中立でなければならない」というのが、政教分
離の精神です。
 信教の自由を害しないためには、「政治の中立」が不可欠です。
 これは過去の歴史的経緯をもって結論された近代民主主義の
原則の1つですね。


> 憲法がその関心を払うのは自国民の基本的人権だからであります。

 あなたは憲法を読み直した方がいいかもしれませんね。(^^;)
 日本国憲法の精神は、明確に他国に関心を払っています。
 外国との友和と世界的平和を希求していることは、前文読んで
も記述してあります。

 ただし、今の議論と、憲法の適用範囲とは指摘が大きく的外れ
てるので、意味がないと思いますね。


> しかし、当該外国がそのことを幾ら叫んでも、両国間での人権
> の保障の問題はおこらないのです。むしろ、「内政干渉」という
> ことで反対に批判を浴びる事柄であります。

 靖国の合祀された英霊には人権がないので、最初から人権の
問題ではありません。
 その代わり過去を反省して、いい国になったはずの日本が、
その反省を反故にするような行為をしているわけで、侵略さ
れた側の国としては無視するわけにはいかないんでしょう。
 政教分離の原則や、皇国の干城という位置づけを見れば、
黙っていられないのもわかるというものです。

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 東京都 飯塚顕充