"青龍" <shou77@hotmail.com> wrote in message news:chelkf$80j$1@news511.nifty.com...
> > 「A級戦犯」が問題視される対象だという認識を調印段階に持つのは難しい
> > でしょう。合祀後6年間は容認していたんですからね。元々中国側に取って
> > 大した問題ではなかったけど、中国側の事情の変化により問題にすることに
> > なったと。
> 
>  理由はいくらでも考えられるでしょう。

どんな理由であれ、6年後に問題視するのは無効でしょう。

>  中国側の事情の変化によって問題にすることになったのかもしれ
> ません。

だからそんなモノに一々お付き合いする必要がない理由を青龍さんが
言い当ててしまっていますね。

>  中曽根首相のときに、公式参拝と言い出すに至って、我慢出来な
> くなった可能性もあります。

日本側には関係ありません。

> > えーと、それは難しいでしょうね。ならない理由を説明出来ていません。
> 
>  ならない理由はまさに鈴木さんが言い当てていますよ。
>  共同宣言に反するかどうかは、共同宣言自体の解釈によって決まること

6年間は問題がないと解釈されていたんでしょ?

> であって、共同宣言の後に中国政府が6年間参拝を黙認したことは、参拝
> が共同宣言に反しないことを証明しないからです。鈴木さんの主張が成立

日本側としては有利な解釈を利用するのが外交というものでしょう。後から
抗議してきても「6年間も黙認してきてなぜですか?」というのが正しい外交
だったわけですが、どうもそれとほど遠いのが日本の外務省ですからね。

> するためには、約束違反があった場合には必ず、すぐにその点について抗
> 議しなくてはならず、実際にされているということが必要となりますが、そのよ
> うな前提は存在しないのです。

翌日までか、一週間後か、一ヶ月後までが期限かは知らないけど。その間に10回以上も
参拝していて、しかも6年も時間が経過していたら普通はNGでしょう。

>  それは間違い、過去の侵略についての反省という条文が、かなり抽象的な表現で
> ある以上、 具体的な行為がその反省と矛盾するかは、具体的にいかなる行為をす
> るとその反省と矛盾するのかという、解釈が必要となります。

解釈をこれから日本側と中国側で作り上げていくというスタンスだったら尚更、一方的に
靖国参拝が悪だという主張を受け入れる必要はないですよね。

> > そんな風に捉えられたのは不本意ですか、少数に問題があるからといってその場を
> > 否定する必要がないということを言いたいわけです。例えば首相と東条家と同じ
> > 菩提寺だったら日本の首相は自分の先祖の法要も開けないんですかね。
> 
>  その場合には、同じ菩提寺に祀られているとはいえ、その祭祀自体は東条家とは別
> に行われているのだから問題ないでしょう。また、通常のお寺なら、死者を英霊扱いし

お寺では毎朝、お勤めをしているはずですがそこで(もし同じ菩提寺だったとして)小泉家と
東条家を分けてお勤めをやっているとは思えませんけどね。そのほかの宗教行為も然り。

> て、そのような特別な意味づけの下で祀っているわけではないからその点でも問題は
> ないと思います。
>  これに対して靖国神社の場合、祀られている英霊全てが祭神であり、そのうちの一
> 部だけを分けて参拝することは基本的にできないでしょうし、靖国神社もそれを認め
> ないでしょう。また靖国神社の場合は、祭神を英霊として積極的に評価するという意思
> で、戦争のために役に立ったものだけを選別して祀っているのですから、この点でも通
> 常のお寺とは異なります。

「英霊」と「仏」の違いは?というかここの議論に個別の宗教解釈を持ち込んだらマズイ
でしょう。

死者の取り扱い方は信教の自由であり、日中平和友好条約より死者の扱い方によって
宗教を差別する必要があるのだったら日本国は憲法違反の条約を結んだことになるので、
早急に条約の改正ないし破棄をすべきでしょう。

> # それとも、靖国神社には参拝するけど、A級戦犯に対して向ける気持ちは一切あり
>  ませんとでも主張してみますか?以外とそのあたりで中国側が納得してくれるかもし
> れませんよ。

そもそも納得してもらう筋の話ではないですから、必要のないことですね。神社の参拝に
外国の了解を取る必要はそもそもありません。相互不干渉が日中平和友好条約の一条
に謳っていますが、それにも違反しています。

> >少数に問題があるとしてもそれを理由として多数への敬意を払う行為が否定されるの
> > ならそれこそ不幸だと思います。
> 
>  敬意を払うのであれば、別に靖国神社である必要はないでしょう。今議題になってい
> る国立の追悼施設で追悼が行われるのであっても死者への敬意は十分払われると思
> います。

政府がそのようなものに公金を支出して、そこを維持していくだけのコンセンサスが全然
取れていないようですからムリでしょう。