NAKAMURA Kazushiさんの<031102142928.M0219390@ns.kobe1995.net>に関する投稿です。

=>中村和志@神戸です。ワープロ専用機というのは遠からず亡びると
=>見ていました。基本的に中身はPCなのに、わざわざ手間暇コストを
=>掛けて機能を落し、「××しか出来ません」として、それを弊社
=>独自仕様、あるいは厚かましく弊社独自機能と称して「カンタン、
=>カンタン」と売り付けていましたから。モデルチェンジする度に
=>独自仕様だから操作性をコロコロ変えるわけですが、それだったら
=>PCの使い方を覚えた方が、新機種に乗り換えてもOSが互換性を
=>保つ限り、一度覚えた操作を覚え直さずに済むからカンタンなのに。
当方は,出初めのワープロ(5行表示くらいの)を自分で
買って,仕事に使っていました。
周りの人は「手書きの方が早い」と言う評価。
それから2〜3年くらいしてから画面の大きなワープロが
会社でも導入されるようになり,やがて一人一台になりました。
そのころのパソコンはそれほど汎用性のあるものではなくて,
せいぜいBasicで技術計算をするか,表計算ソフトのようなものは
あったと思います。
その後に導入されたパソコンは95の安定性が?と言うことで
3.1をほぼ全員に装備されてE-Mailやらワープロの時代に
なったと思います。(パソコンでなんでもできるようになった)
3.1〜2000に増強されて今ではE-Mailは生産を阻害していると
言われるまでになりました。
と言うわけで,消費者側から見れば,パソコンの一つとして
ワープロやら計算用パソコンを選択し,やがてパソコンで
何でも出来るようになったから,全員にパソコンを装備した。
今は,1チップマイコンを装備した軽くて持ち運びの出来る,
または既存の事務機の性能を大幅に向上させた専用機が
出てきており,もはやパソコンを操作していると言う感覚さえ
持たせずに操作されている専用機は多いと思います。

ドッグイヤの世界では
「一度覚えても」あまり役に立たないと言うことです。

=>そもそも弊社独自仕様の部品やchipsetを多用していて、汎用性に
=>乏しいので、7年の法定保守期間を守るのは、当初より土台無理
=>だと見ていました。今更、当時のローテク部品を再生産しようと
=>思っても、工場を立て直すか、ラインを組み直すかしないといけ
=>なくて、コスト的に見合わないでしょう。
コスト的に合おうがあわまいが,守のがメーカの努めです。

=>構成要素が増えてシステムが複雑になるとそうなりますね。また、
=>電子機器の場合、モデルチェンジのサイクルが早く、半導体部品等
=>は古い機器に使われていたものを再生産しようとなると、わざわざ
=>古いローテク部品の為に工場を建設して…というのはコスト的に
=>見合わないし。極力「弊社独自仕様」を避けて汎用性の有るロング
=>ランになりそうな規格部品、規格適合ソフトウェアを使うといった
=>対策が必要でしょうね。でも日本人は囲込み商法に弱いからなあ。
家電製品向けに昔の部品がまだまだ生産されていると聞いたことがあります。
インテルなどの半導体メーカと数年の生産契約(CPUなどは巷では
数カ月で世代が変わりますが)をしているとのこと。
また,先端工場の中古設備を買ってきて中進国の半導体工場で
作っているという話やら,一度ビット単価で負けた前世代RAMも
家電製品向けにまだまだ需要があるので,ビット単価が逆に上がって
取り引きされているなどの話もありました。
最先端技術を競わなければ売れないパソコン単体と違い,
部品がでてからの開発期間が必要な機器はまだまだ多いようです。

■      Taku       mailto:tuc@SoftHome.net
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