久野です。

yas@is.tsukuba.ac.jpさん:
> ネットワーク・ニュースの議論なので、新城個人に聞かれても困り
> ます。他の人の意見も聞いて下さい。

  もちろん聞きますとも。ただ新城さんと私で意見の隔たりが大きい
ことが多いので、我々で合意可能なら大体の人はその間に入るような
気もしてます。

> 私の意見は、そういうスケジューリングが「可能」で、かつ、別の
> スケジューリングも可能であるような柔軟性があるものならOKです。
> 「必ず同時」は、不可です。

  そうですか、その「同時でない」場合はCFDを分けることによって
実現される、というのではダメですかね?

> > > 議案群とCFDの関係で、CFXで CFD期間が終ってしまうので。
> >   これも、同時に投票して同時に決着させる結果終る、というのは受け
> > 入れられないですか?
> 
> これも、必ず同時は、不可です。同時も可能、別の順番でも可能と
> いう柔軟性があるものならOKです。

  この「同時でない」はCFDを分けることによって実現される、という
のはダメですかね?

  もし上記2つともダメだとすると、今回の私の案(議案群の中から1つ
を選んで選択)は新城さんに受け入れて頂く余地がないものと判断され
ます。私としては「1つのCFD内では同時に(atomicに)決着」というのが
シンプルで分かりやすい、多少不自由だとしても計算機屋でない人まで
含めて受け入れてもらうにはこれくらいでないと無理だろう」と考えて
いました。大変残念です。

> >   飯嶋さんもかかれていますがMakefileが例になるようなものはちょっ
> > となあと思います。またundoという概念が必要なのも。

> undo ではなくて、「仮成立」でもいいです。v4 は、そうでした。
> 成功するか失敗するかわからないけれど、とにかく先に進めてそれ
> なりの結論を出してみるというのが、楽観的/投機的なスケジュー
> リングです。

  じゃあ仮成立ということで考えて見ましょうか。仮成立が確定するた
めには「異義が出ず2週間」が必要なんでしたっけ。一番心配なのは仮
成立とその異義が続いていつまでも結果が出ないこととかですが、その
あたりはどうですか。

> > P.S. 1つのCFDに含まれる複数の議案の間で依存と対立の関係に矛盾が
> >      生じることはありますよね。AとBが依存、AとCが対立、BとCが依
> >      存とか(複数の提案者が勝手に出すと当然起こり得ます)。その場
> >      合はどうするのでしょう?

> はい。矛盾がおきないような結果を1つ選ぶために、どれかの議案
> を不成立にします。v4 なら、投票にかけて、投票の yes 得票の多
> いものを優先させて成立させます。そして、それに矛盾するものは、
> 不成立にして矛盾を防ぎます。

> たとえば、A が yes 100 票 no 90 票、B が yes 50 票 no 40票、
> C が yes 10 票、no 9 票だとします。全部の案が yes > no になっ
> ています。この中では、A の得票が多いので、まず ず A を成立さ
> せます。C は、A と対立していたので、不成立にします。B ですが、
> B が C に依存していたら、これも不成立にします。逆に C が B 
> に依存していたら、B は成立させます。

> 簡単ですよね。

  簡単じゃないと感じますがこればっかりは思う思わないなのでどうに
もしょうがないです。

> トランザクション処理なら、最終的に「逐次化可能(serializable)」
> という厳しい制約のもので、複数の処理を並行して実施します。逐
> 次化可能は厳しすぎるので、ngMP ではそれは要求しなくてもいい
> でしょう。

      逐次化可能にしないと矛盾が生じることはないの。    久野

P.S. どっちにしても計算機屋の概念をはなれた一般に通用する例で喋っ
     てください。お願いですから。