Re: 許容と行為 (Re: 許容要素
KGK == Keiji KOSAKAさんの<cbji3d$ahb$1@film.rlss.okayama-u.ac.jp>から
>>>> で、「その影響が被害と呼べる程のものではなくなった」結果として何になる
>>>> んですか?そう、それは既にある「被害に起因しない単なる迷惑」になるだけ
>>>> でしょう。
>>>
>>> それが、社会的迷惑の基準を下回るような対策が新たに取られるわけですね。
>>> 最初から、そっちの対策取っとけばいいのに。
>
>> そっちはそっちで最初から対策が考えられているわけでしょ。
>
>なんで?
ただの迷惑への対策は何一つ考えられていないんですか?そんなことないでしょ。
>>> 私は、ある行為に対して、迷惑の基準と被害の基準を考え、そのきびしい方を
>>> 採用すればよいと言ってるわけです。
>
>> #何でそこで無批判に「厳しい方を採用」なんてことになるねんな。
>
>甘い方を採用すれば、迷惑か被害かのどちらかが残るでしょ?
誰も「甘い方を採用しろ」なんて言ってないけど?
KGK氏: (迷惑か被害かに関係なく)厳しい方を採用せよ
wacky: (迷惑には迷惑、被害には被害の)適切な方を採用せよ
ですよね。
>> しかし、KGK氏の主張に従って「迷惑の基準と被害の
>> 基準できびしい方を採用」したとしたら…、ほら、「単なる迷惑に被害の基準
>> が適用されてしまう」んじゃありませんか?
>対策する対象は、当然のことながら、迷惑ではなく行為です。
>ある行為Aの与える迷惑度をx, 被害度をy, それぞれの社会的許容可能な閾値
>をx0, y0としたときに、x <= x0 and y <= y0 となるように対策が取られるべ
>きだと言ってるわけ。
んだから、
・迷惑に対しては x <= x0 となる対策X
・被害に対しては y <= y0 となる対策Y
を適用し、「被害に基づいた迷惑」なら両方適用すればよいわけ。
>> 「被害に起因しない迷惑」に「被害の基準」を適用するのはオカシナ話だって
>> のは常識で分かるよね?
でしょ。
>で、中途半端な対策だと、x <= x0 and y > y0 となったり x > x0 and y <= y0
>となったりするから、ちゃんと x <= x0 and y <= y0 となるように対策取ら
>なきゃだめだよってのが、「きびしい方を採用」の意味。
で、厳しさとして 対策X(迷惑) < 対策Y(被害) とした時に「被害に起因しな
い迷惑」に「きびしい方を採用」するってことは、要するに「「被害に起因し
ない迷惑」に「被害の基準」を適用する」ってことでしょ。
>> 当然ながら
>> 1.「被害に起因しない迷惑」には迷惑の基準を適用する
>> 2.「被害に起因する迷惑」には迷惑の基準と被害の基準できびしい方を採用する
>> のが正しい対応だと思います。
>
>いいえ。
>どちらも、迷惑に関しては、迷惑の基準を適用すべきです。
>さらに、どちらも、被害に関しては被害の基準を適用すべきです。
>で、迷惑も被害も基準を満すように、その行為に対策が取られるべきです。
#「いいえ」の後に相手と同じ主張を表現だけ変えて言っているのは何故?
>> 従って、両者を別けた考察が必要となります。如何ですか?
>
>というわけで、理由になってません。
何で理解できないのかな?
繰り返しますが「「被害に起因しない迷惑」に「被害の基準」を適用するのは
オカシナ話」ですよね。
KGK氏が主張するように、「被害に起因しない迷惑」と「被害に起因する迷
惑」を区別せずに「迷惑の基準と被害の基準の厳しい方を適用する」とした
ら、どこかで「「被害に起因しない迷惑」に「被害の基準」を適用する」可能
性があるでしょ。違いますか?
>> 客観的事実として被害があるってことは、それが如何に些細なものであれ損害
>> が生じているってことです。被害者本人が許容するのならともかく、加害者が
>> 「他人に損害を生じさせたけど小額だから構わない」って言い出すなんて、
>> それこそ「許容されない」でしょ。
>
>つまり、客観的事実として「大動脈の弾性低下をもたらす被害」があれば、許
>容すべきではないということですね。
それが事実として証明できるのであれば。
ある喫煙行為とある個人の大動脈の関係が立証できれば賠償責任等の個人的責
任を問うことが可能でしょう。
そうではなく、そのような医学的データがあるという話であれば、社会として
受動喫煙の機会を減らす努力をするべきでしょう。この場合は個人の責任を問
うとか義務を課すとかいう話にはならないでしょう。
>>>> 「如何なるコストも」なんてことは言いませんが、
>>>
>>> つまり、コストによっては許容しちゃうわけですね。
>
>> コストも客観的な要素ですから。
>
>では、被害であっても、対策のコスト次第では、社会的に許容可になっちゃう
>わけですね。
実際問題、近隣住民の健康に重大な被害が生じさせ続けているからといって、
その道路が通行禁止になったりしないでしょ。健康や生命に関する事ですらこ
うなんだから、たかが「迷惑」がそれらより優先されるとは思えんよね。
<余談>
>> #勿論、これは被害者と加害者が比較的明確な個人的被害の話であって、以下
>> #のような社会的被害はまた別の話。
>
>喫煙問題を考えるときに、社会的被害をスコープに入れないのはうかつですね。
個人的な問題と社会的な問題を混同するのは混乱のもとです。
#意図的に行うならば摩り替えでしょう。
</余談>
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wacky
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