いいじまです。

> > そうすると、新城案ではその「いくつか」を依存と対立というrelation
> > によって指定し、久野案ではその「いくつか」を実際に議案を列挙する
> > ことによって指定する、その違いだけですよね。
> 
> まだ「議案を列挙する」ということに関して、イメージがつかめな
> いので、この点については、わかりません。飯島さんの列挙の例も
> よくわからないし。2 の 4 乗の辺りと、例を出している本人も理
> 解できないような関係の話と。

むう。そうですか…
fj.sys.sun の例で「議案の列挙」をしてみましょうか。
そろそろ寝たいのでこれは別記事にさせてください。

> 依存関係や対立関係は、管理人が決めます。議案を提出した人は、
> 「ヒント」としていっしょに提出しますが、決めるのは管理人です。
> ですから、この点に関してもめる余地はありません。パチバチ。

それは了解しました。しかし…

> 飯嶋さんが管理人だった場合は、依存関係と対立関係を飯島さんが
> 決めて下さい。ただし、使える言葉は、依存と対立だけです。依存
> は、個々の案件について、「AがBに依存している」だけです。A
> とBには、具体的に提出されている案件しか入りません。案件のグ
> ループは無しです。このような制限された言葉の中で、提出されて
> いる議案を整理することが管理人の仕事です。
> 
> と言うわけで、上の例を、制限された言葉の中で記述してみてくだ
> さい。プロトコルというのは、そのような制限を設けることです。

「上の例」というのが引用から省かれちゃったので、まずはその再掲から。

X1: fj.net.watch 新設
X2: fj.news.from.misc 新設
Y1: fj.net.watch.2ch 新設
Y2: fj.news.from.2ch 新設

これを新城さんの言葉で記述して、さらにその意味を平たく言い直してみると、
次のようになります。

1.X1 と X2 は、互いに対立している。つまり、一方が成立すれば他方は不成立と
 なる。一方について不成立の議決が為された場合にも、他方が自動的に成立は
 しない。
2.Y1 は、X2 に依存?対立?(どちらになるのか理解できてませんので解説お願
 いできますか?)している。つまり、X2 が成立すれば Y1 は不成立になる。
 X2 が成立しない場合の Y1 の扱いはここでは規定されない。また、Y1 が成立
 しても X2 は自動的に不成立とはならないし、Y1 が不成立になっても X2 が
 成立することはない。
3.同様に、Y2 は、X1 に依存?対立?(同上)している。つまり、X1 が成立すれ
 ば Y2 は不成立になる。X1 が成立しない場合の Y2 の扱いはここでは規定され
 ない。また、Y2 が成立しても、X1 は自動的に不成立とはならない。
4.Y1 と Y2 は、X1 と X2 の関係同様、互いに対立している。この規定がないと、
 X1・X2 がともに不成立になったときに、Y1 と Y2 の両方の成立を許すことに
 なる。
5.X1 は Y1 と依存・対立関係にない。つまり、一方の成否は他方の成否に関係な
 い。
6.同様に、X2 は Y2 と依存・対立関係にない。

ここで私が問題と感じる点は、
・出された議案から 2.、3. を導くのは自明ではないこと
 (すでに、新城さんと私とで見解が分かれました)
・こういうふうに書き下したとして、それを解読できる人が fj の人口の中で決
 して多くないこと(以前は新城さんは計算機科学の素養を要求していましたが、
 今度はプログラミングセンスを要求しています)
・さらに、書き下す作業を自らできる人材で、管理人になろうとする人はもっと
 少ないこと(ま、もともと管理人になる人は一般参加者よりも知識・経験のあ
 人ばかりなので、この点は大きな問題ではないかもしれません)

さらに、この書き下し例でいうと、たとえば最初に「Y1 成立」という議決が出
たとします。そうすると、Y2 は不成立となります。次に「X2 成立」という議決
が出たら、X1 は不成立、Y1 の成立はキャンセルとなりますが、Y2 については、
不成立を覆す理由がないので、そのまま不成立となります。これは、X2 が成立
のときに限って Y2 に賛成、という人には不満な結果です。これを回避するには
  ○現行 NGMP で禁止されている「条件つき投票」を導入する
  ○Y1 と Y2 の間に対立関係を設定することを避けるたる、X1・X2 の成
   否によって Y1・Y2 の関係が変わるという、今回新城さんが指定した
   文法では記述できないルールを設ける
  ○さもなくば、CFD から 3 か月待って Y2 単体の CFD を再度出す
のいずれかになります。

また、いまだに「依存」の意味が不明確なので質問です。
2 案 A・B 間の関係は「A 成立なら B がどうなるか、A 不成立なら B がどうな
るか」の両方(およびその逆方向)を記述しないと、適切な関係図を描けません。
この記述の可能性としては、単純に全部組合せを列挙すると
        a)A 成立なら B 成立、A 不成立なら B 成立
        b)A 成立なら B 成立、A 不成立なら B 不成立
        c)A 成立なら B 成立、A 不成立なら B に影響なし
        d)A 成立なら B 不成立、A 不成立なら B 成立
        e)A 成立なら B 不成立、A 不成立なら B 不成立
        f)A 成立なら B 不成立、A 不成立なら B に影響なし
        g)A 成立なら B に影響なし、A 不成立なら B 成立
        h)A 成立なら B に影響なし、A 不成立なら B 不成立
        i)A 成立なら B に影響なし、A 不成立なら B に影響なし
となりますが、まず a) は「両方不成立」という選択肢を排除するので除外、
e) は B が成立し得なくなるので B が議案から外されるケースに該当します。
残ったものを再掲して
        b)A 成立なら B 成立、A 不成立なら B 不成立
        c)A 成立なら B 成立、A 不成立なら B に影響なし
        d)A 成立なら B 不成立、A 不成立なら B 成立
        f)A 成立なら B 不成立、A 不成立なら B に影響なし
        g)A 成立なら B に影響なし、A 不成立なら B 成立
        h)A 成立なら B に影響なし、A 不成立なら B 不成立
        i)A 成立なら B に影響なし、A 不成立なら B に影響なし
のうち、f) を「B が A に対立」と称することは自明です。i) が「B は A に非
依存・非対立」を示していることも自明です。では、残りの 5 つを再掲して
        b)A 成立なら B 成立、A 不成立なら B 不成立
        c)A 成立なら B 成立、A 不成立なら B に影響なし
        d)A 成立なら B 不成立、A 不成立なら B 成立
        g)A 成立なら B に影響なし、A 不成立なら B 成立
        h)A 成立なら B に影響なし、A 不成立なら B 不成立
のうち、(1)A が B に依存、かつ、B は A には非依存、(2)A が B に依存、か
つ、B が A に依存、とははて、どれを指すのでしょう。

b)〜h) はすべて、新城案によれば「依存」「対立」という言葉のみで表現でき
る必要があります。そのためには、(1)(2) はそれぞれ、b)〜h) のどれか一つだ
けを指す必要があります。2 つのものと 5 つのものの 1 対 1 対応なんて不可
能ですよね。(1) (2) はどれに対応するのか、(1) (2) と対応しない残り 3 つ
は「依存」「対立」の用語を用いてどう表現すべきなのか、新城さんから示して
いただけませんか?

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飯嶋 浩光 / でるもんた・いいじま   http://www.ht.sakura.ne.jp/~delmonta/
IIJIMA Hiromitsu, aka Delmonta           mailto:delmonta@ht.sakura.ne.jp

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