河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

In article <cgfh3a$2254@utogw.gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp>,kuno@gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp writes
>   私が考えてるんじゃなくて常識なの。

「ほとんどない」は言いすぎだったか。

>   sequentialのだったらマークスイープをallocationのつど一定量ずつ
> やるというのが定番ですね。あと世代コピー方式で新世代の容量を調整
> してコピー時間を限定というのはもっと古くからある(でも旧世代まで
> GCした場合がなあ)。

まぁ、いろんな努力はあるんだけど、実装が複雑なのが多いですよね。

In article <m3llg4xyov.fsf_-_@nospam.maedapc.cc.tsukuba.ac.jp>, MAEDA Atusi <maeda-news@ialab.is.tsukuba.ac.jp> writes
> まあ、たしかにreal-time GCが完全に実用になってるかと言えばそこまで行っ
> てないですね。だから Real-time specification for Java ではGCに頼らず
> Regionを持ってきたんですよね。GC研究者としては大変くやしいですね。

Region と Reference count を両立させるのも難しいんだろうなぁ。

> たしかに最近 reference counting に関する話題が少しありましたけど、ポイ
> ンタ追跡型のrealtime GCだってありますよ。

なんか定番の実装みたいのがあるといいんだけど...

> > で、いまや、リアルタイムでないプログラムなん
> > て存在するのかなぁ。
> 
> これは大げさでしょ。
> 
> 少なくともWindowsやUnixで動いてるプログラムにリアルタイムなものなんて
> ほぼ皆無なわけだし、Javaで書かれているプログラムもそうでしょ。

そんな風に考えるのか。じゃぁ、前田さんは、Word とか Browser
はリアルタイム・プログラムだとは考えてないんですね。そういう
立場ってことなのかな。

僕は、grid computing とかでもリアルタイム・プログラムだと思う。

「あ、ちょっと、待ってね」と言えなくなるようなことは、今は許
されないぐらいの意味で、「いまや、リアルタイムでないプログラ
ムなんて存在するのかなぁ。」って感じ。

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科