Re: 故意と過失(Re:靖国問題と中国)
Sugawara wrote:
> kaz hagiwaraさんの<2pu45tFpavlkU1@uni-berlin.de>から
>>アメリカ主導のイラク戦争もこの類ですが、この手の確信犯は、悪いと知りつつ
>>やっているというよりは、正義と信じてやっています。そしてその「正義」の行
>>使が、相手には「悪意」の行使として伝わるわけです。
>
> ここは私は賛成できません。アメリカは、正義だなどとおもってはいない。
いや、「正義」だと思っているし、「正義」である必要があります。
> そもそも正義など、日本人のような儒教的良心的感覚ではありません。
アメリカは、むろん儒教の国ではありません。「正義の国」です。正義のためな
ら何をやっても許されるという妙な価値観を持つのがこの国です。このあたりは
同じキリスト教国でもラテン系やスラブ系とずいぶん異なります。というか、い
わゆるネオコンの思想をその表面だけ見るとある意味「原理主義」的で、その点
イスラムの原理主義と同じような潔癖性を持っています。
> 必要=正義、こう見る法が正解です。大儀を見せかける=必要=正義でもあり
> ます。精神の二重構造。
「見せかけ」の大義であっても、それは「正義」から出たものです。でなけれ
ば、国民がついてこない。「二重構造」はそのとおりでしょうが、それは「正
義」であることによって正当化されます。だからあくまで「正義」でなければな
りません。
# だから私は「正義」というやつが大っきらいなんですが。
> これは神と個人の契約という個人主義の特徴でしょう。アラブにも顕著。牧畜
> 民族の特徴でもあります。
いや、そうじゃなくて、「原理主義」の特徴です。
>>萩原@グリフィス大学
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