佐々木将人@函館 です。

フォロー先の指定はありましたが
ニュースグループの運営について発言する趣旨ではなく
「第3者の検証」という点だけ述べるつもりなので
fj.news.usageだけに投げておきます。

>From:MATSUMIYA Yoshihiko <matumiya@ann.club.ne.jp>
>Date:2003/11/09 11:29:39 JST
>Message-ID:<bok8q8$1f2nim$1@ID-193369.news.uni-berlin.de>
>
>これまで選管では, 集計結果とともに全投票者の投票内容を
>公開してきましたが, これは第三者の検証を受けるため, と
>言えなくもないでしょう.

本スレッドでは厨子さんが「第3者って誰?」って問いを発していますが
第3者というのは実は相対的であり
また検証対象事項との関係で変動するものであることに
注意が必要だと思います。

例えばfjNGMP管理委員選挙の投票で言うと
「ある候補者に佐々木が反対、厨子さんが賛成、松宮さんが賛成票を投じた結果
 その候補者の投票結果が賛成2反対1となった」
という場合に
「そういう投票内容のメールが仮に届いているとすれば
 その結果賛成2反対1である」
という点については
選挙管理委員会が集計作業を行っているから当事者で
候補者自体も当事者だけど
その他のfj参加者が第3者であり
その第3者は文面から自ら集計することで検証することが可能です。

しかし
その結果を報告する投稿自体が選管によってなされたか
選管以外の者によって偽造されたものが投げられたかについては
実は検証が大分困難でしょ。

さらに選管にそういう投票内容のメールが出されたかどうかの問題。
投票者は当事者ですよね。
だからこそ当事者である本人は自分で確認できるし
もし誰かが先に投票して自分の投票が2重投票だってされたら
これは怒っていいことになる。
だけどこの場合に本人と偽物との関係で選管は第3者だし
さらにfj参加者は第3者だけどfj参加者から見れば
選管は当事者とも言えますよね。
そして選管もfj参加者も
どの投票が本人のものかを検証するのは相当困難。

でもそういうところは最後fj参加者を信頼しようじゃないかってえのが
今の選管のシステムであり選挙のシステムなんで……。

そこに
「第3者の検証がないとだめなんだ」
という(実際には存在しない)一般則を主張したり
fjの一般則であるかのように主張すれば
現在の選管や選挙のシステムを否定するもんじゃないかというのが
厨子さんの危惧だと私は理解しています。
(だから一般論レベルではfj.*の否定じゃないか……と。)

ちなみに日本の公職選挙法に基づく選挙。
例えば今日も行われている訳ですが(と、さりげなく時事ネタを仕込む)
この選挙だって第3者の検証が可能の部分と
そうでない部分があるんですよ。
……このこと一事をもっても第3者の検証を要求を一般化することの誤りが
  わかると思います。

----------------------------------------------------------------------
Talk lisp at Tea room Lisp.gc .
cal@nn.iij4u.or.jp  佐々木将人
(This address is for NetNews.)
----------------------------------------------------------------------
ルフィミア「兄さん、秋休み、終わっちゃったね?」
まさと  「それ青いブレザーでキュンキュンさせながら言わないと……。」