久野です。

kirahoshi1@excite.co.jpさん:
> 「理系は報われない!」ってのは中村修二さんでしたけ。ま、それも
> アリで、日本なんかにとっとと見切りをつけて国外に行くのも手かも。

  それはアキラメなのでつまんないな。

> なんとかしようと思ったら、政府と教育機関と企業とかがかなり大掛
> かりな連携を取って取り組まないとどうにもならんでしょね。

  そうですね。

> http://sigps.tt.tuat.ac.jp/
> はざっと読みました。

  はいどうも。

> 「これまで無かったもの」というより、「まだまだこれからのもの」
> でしょう。もう既に、情報教育の枠からはみ出した落ちこぼれさん達
> が、ぶぅぶぅ文句垂れる溜まり場なんてのがあって、そっちの方に耳
> を傾けゲラゲラ笑ってたのが数年前の話。

  ふーん、それどこだか紹介してくださいよ。

> 落ちこぼれも、我々クラスの一級品になると何が楽しいって、そこで
> 話されている落ちこぼれ学生達の引っかかっているところが、見事に
> 自分が引っかかってたところだったりするところなんだな。
> (この辺は、喋り始めると止まらなくなるので省略)

  それも聞きたいですね。

> そこで私が感じたのは、教育制度による情報教育の早期導入は、駄目
> かも。ってこと。やるなら各学校に、数人のコンピュータオタッキー
> を雇ってクラブ活動としてそのコンピュータオタッキーにまかせて自
> 由にやらせる。って方が(学校毎の)特色や能力の引き出しに成功しそ
> うだなってこと。

  オタクだけに任せている間は決して「国民全体の常識」にならないの
ではないかと。そういう突き抜けた人ももちろん必要ですけど。ちなみ
に今だって中学・高校の学園祭とかいくとコンピュータクラブの展示が
あって、結構それっぽい自作ゲームとか遊ばせてくれますよ。C言語講
習会とかHTML講習会とかやってるとこもあったな。だからそういう突き
抜けた人はほっといても存在している。

  あと、今はプログラミングなんてやったこともないけど実はすごい才
能ある人っていうのは沢山いるんだろうと思うのですよね。それを発掘
するにはとにかく体験させる他ないのではと思うわけです。

> # 問題は、コンピュータオタッキーは金ではなかなか釣れない、とか。

  そんな金ないでしょう。指導要領変える方が安いといったら怒られるかな。

> ただ、元の提言にせよ、文部科学省の方針にせよ、置いてきぼりになっている、
> 「教員」の問題が致命的なので、多分相当数の不幸な教師と、生徒を生み出す
> ことになると思いますよ。

  教員を何とかするにはカリキュラムを何とかしてそのカリキュラムで
まっとうに育った生徒が教員になるのを待つしかないと私個人は思って
います。

> ・楽しみを伝えることができるのは、それを楽しんでいる人でないと難しい。
> ・grade(学年)によって周りに合わせて段階的に覚えていくものではないし、
>  特に普遍的な順番がある訳でもない。
> ・日本はどうやったところで、アメリカや中国等の「幅の広さ」には勝てな
>  い。

  まあね。でも日本人的特性でプログラミングに向いているものってい
うのはあるのではと思っています。まあともかくアメリカと中国に勝た
ないにしても蹂躙されっぱなしじゃなくあって欲しいという程度で。

                それすら現状では全くおぼつかないから。         久野