尾関@愛知医大解剖(情報科学兼任)です.

<411cbcd4.6976%katoh@pop12.odn.ne.jp>の記事において
katoh@pop12.odn.ne.jpさんは書きました。

>> >電流源ですか。日常的にあんまり見ないような気がしますが、どこ
>> >にありますか。
>> 
>> 確かに電圧源(電池など)に比べて珍しいと思いますが,定電流ダイオード
>> なんて素子もあります.身近だと,一部の二次電池の充電器には定電流充電
>> を併用しているものがあると聞いています.

そうですね,現実には低電圧素子を使って(負荷抵抗を一定にして)
低電流源を作ることは少なくないと思います.

実際に二次電池の充電回路を作るときには,この使い方で低電流充電を
していますね.

>> >非線型ですか。小学生・中学生レベルでも分かるように線形で近似
>> >できませんか。条件が悪い時に限定していいかと思います。非線型
>> >でも、トランジスタとかダイオードくらいなら、大丈夫だと思います。
>> 
>> 線形の発振器は正弦波しか出せませんから,心臓の脈動を説明するのは原理
>> 的に無理です.トランジスタ2個で構成されるマルチバイブレータ(日本語
>> では弛張発振器)を知っていればある程度見当が付くかも知れません.

生物の細胞膜自体が電気的には非線型性を持ってますから,線形で近似する
ことは無理だと思います.

 閾値以上であればON,それ以下ではOFFという刺激入力に対して
 出力を出すと思って戴ければ,神経細胞の応答はご理解いただけます.
 要するにスイッチング回路が基本になっていると思ってください.

ですから,上記のマルチバイブレータ回路という喩えは,周波数などの
問題を除いては適切なものだと思います.

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尾関 教生(おぜき のりお)@愛知医科大学(ozeki@aichi-med-u.ac.jp)
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