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道の駅鳥海のすぐ先でR7は吹浦バイパスに入り, 山側を通ります。しかしそっちは結構厳しい登り坂になるので(例によって体験談), 海側の旧道=R345を通ります。こっちも登りはありますけどね。
登りの手前, 吹浦漁港の近くにある羽越本線の吹浦駅。旧吹浦村(-1954年7月31日)の中心駅です……って古過ぎ? 既に秋田支社管内の駅ですから, 山形県内にも関わらず象潟駅管理です。まあ酒田の隣である本楯駅からしてそうなんですけど。
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(11:15) |
これが吹浦漁港。奥に見えるのがこれから通るR345。ちょっとだけ登り坂なの, わっかるかなー? 勿論, 緩い坂ですが, 実は今日も昨日に引き続き向かい風なので, 楽チンという訳ではないのです。
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(11:18) |
岬の突端付近にて。飛島が見えました。行政上は山形県酒田市に属する飛島ですが, 地理的には秋田県に近い場所にあります。これが見えると, 由利も近いって感じになるのですよ。
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(11:20) |
ここ, 吹浦のR345の名物は, 「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に選定されている十六羅漢岩です。存在は知ってたけど, ちゃんと確認したのは今回が初めて。1体しか見る事ができませんでしたが, 十六羅漢と如来菩薩を合わせて22体あるんだそうです。摩滅していたり, 護岸工事に埋もれかけてたりする像もあるらしいですが。
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(11:22) |
釜磯海水浴場付近で羽越本線が再接近します。奥の岬に道路が見えますが, あれがR7の筈です。岬の陰あたりに県境があります。奥の入江の最奥部真上に峠っぽい鞍部が見えるなあ……もしかしてあそこが旧三崎峠かな?
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(11:36) |
刻一刻と近付く秋田。R7と合流した辺りで残り78km。たーのしーいなー。
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(11:44) |
羽後三崎灯台が見えてきました。三崎公園まですぐです。
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(11:45) |
海も静かに輝いています。私, 海水浴のイメージは砂浜よりこういう岩浜の方に感じるなあ……三つ子の魂 :-)
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(11:45) |
なだらかなピークを過ぎた時, 三崎公園に出会います。秋田・山形県境にあたり, ここで秋田県由利郡象潟町(旧)と山形県飽海郡遊佐町が毎年10月に「三崎山国盗り合戦」という祭を繰り広げていました(今もやってそう)。綱引きと的当てによって領土を奪い合うというもので, 国土地理院長立ち会いの下R7にある県境の標識が勝った側に実際に移動するというものです。
まああくまでもお祭りであり, 標識が移動するだけで, 実際に県域が変化する訳ではないんですけどね。秋田に居た頃, 数年間片方(確か遊佐)が勝ち続けたもんだから移動しすぎて, リセットしたというニュースが流れたのを憶えてます。
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(11:46) |
駐車場が控えているこの山が三崎山かな。説明板があります。……この道, 三島通庸の道だったのか……
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(11:48) |
旧三崎峠の入口だそうです。夏だから, 草にかなり覆われてます。あまり人が入っていないみたいですね……
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(11:48) |
(11:51) |
秋田県! 由利郡! 象潟町!(← 平仮名自治体名嫌いな奴) とうとう秋田県に突入しました! いやあ長かった, 4日半かかるとは……いやいや, 秋田市まで気を抜かないぞ。
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(11:51) |
県境から見る鳥海山。……うー, 稜線は綺麗に見えているのに, 雲が……
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(11:55) |
秋田県に入って最初の集落, 小砂川。駅もあることだし, 小砂川バイパスを避けて旧道を行きましょう。
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(12:01) |
……そ, 想定外に, 小砂川旧道は起伏が激しかったorz 県南のR7バイパスはみんな高い位置を通るって知ってたから, 旧道は低い位置を通ると思ってたんだけど, そう単純じゃないんですね。取り敢えず, 小砂川駅に到着。
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(12:05) |
集落を過ぎると, バイパスに合流します。この付近, 松林が多いんですが, やっぱりみんな防砂林でしょうね。栗田定之丞は能代だから, この辺りには関与していないだろうけど, 技術は使われたかも。
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(12:09) |
南東方向の視界が開けましたので, 鳥海山を正面からばっちり。電線すら無い, 非常に良いポイントです。雲もかなり晴れてきました。やっぱり鳥海山を見るなら秋田県からですね! 私は平沢から見るのが一番綺麗だと思うんですが, 父は矢島から見るのが一番だと言います。山形県側からだと山の形がイマイチです(洒落でなしに)。
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(12:18) |
大砂川にて見付けた距離看板『新潟から200km』。はるばる来ました出羽由利上浜!
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(12:21) |
上浜駅は, 旧道もありますが現道からも直接訪問できます。まだ建て直されていないんですね。
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