北條ともうします。joke だったのに。

名称不定 wrote:
> 
> というか、故障したら修理に出して使い続けてる割合ってどれくらい
> あるのかなぁ?故障の内容にもよるだろうけど、クラッシュなんか
> されたら修理と言っても新品と交換しか手は無いような気が。
> すると、1度故障してから次に故障するまでの平均時間よりも、
> 最初に故障するまでの平均時間の方を知りたいような・・・。
> 
なんか、まじめな話にふられちゃったんで、私の認識を
書いときます。

1)始めに、fj.jokes に書いたものはあくまで冗談なので、
  本気にしないでください。
2)一般的に、経年劣化によるもの以外では、初期不良とい
  うのが一番の修理対象になることは、わかっています。
3)あと、故障と言うのと、MTBFで言うところのフェイラー
  (以下、障害と記します)とは、異なる場合があります。
  これは、以下のように考えてくださればわかって頂ける
  かと。
  一)アプリケーションから見た場合は、errno に EIO が
    返された場合が障害になります。この場合、オペレー
    タの介入が必要になったりとか、一般に言う故障に
    なります。
  二)OSから見た場合、大雑把に言うと、コントローラ
    にコマンドを投げて、正常以外のステータスが返さ
    れたか、一定時間経ってもステータスが返されない
    場合、投げたコマンドや、ステータスによって再試
    行等の処理を行いますが、このときに、必要に応じ
    て、障害とカウントします。ただし、再試行などで
    復帰した場合は、アプリケーションには障害は通知
    されないことに注意してください。
  三)ディスク自体でも、最近のものでは、ECC(?)による自動
    データ修正や、書き込み障害時に自動でセクターの
    再マッピングを行うものもあるそうです。この場合、
    OSには、障害は通知されません。
4)今回の話のもとのWEBページを見た限り、何らかのシステ
  ムに組み込んで、連続して入出力を行った上での、シス
  テム(OS)が認識する障害間隔では無いようでしたので、
  ディスクをただ回し続けて、ディスクが障害を認識する
  間隔の話のように思えました。
5)上記の話は、それはそれとして意味のある話なのですが、
  ディスクの平均障害間隔が60万時間(=60年以上)
  というのは、実際にマシン室の管理やった人間には笑い
  話としかおもえなかったので、fj.jokes にふってみた
  しだい。
6)なお、ディスクは修理は普通しないんじゃないでしょうか。
  ヘッドクラッシュした場合は、交換しかないでしょうし、
  バッドセクターなどの場合、WindowsならSCANDISKで回復
  (再マップはするんでしょうけど、修理とは違いますよね)
  させる(ごめんなさい。Linuxではどうするかは知りません)
  ことになるかと。まあ、最近の電算機は、修理と言いつつ
  パーツ交換なんで、修理といってもいいのかもしれません
  が、ディスク自体を修理するわけじゃないですから。
7)ちなみに、現在でも、ディスク障害対策として、ミラーリ
  ングやRAID5等が実用技術として使われています。もし、
  現実に、システムとしてのディスクの平均障害間隔が何十年
  であれば、故障確率を上げてまで(ミラーの場合、ディスク
  が倍になりますから、故障確率も倍)使用するでしょうか。
8)例えば、ディスクの平均障害間隔が5年程度として、ディス
  ク5台のシステムでは1年に一回程度の障害となります。
  私の経験なので、一昔前になりますが、ディスク交換の
  頻度は、大体こんなもんじゃなかったかと。ディスクは
  大容量化、低価格化の話はよく聞きますが、丈夫になった
  とはあまり聞かないです。

あわてて書いたので、ごちゃごちゃになってしまい、すいません。

以上、よろしくおねがいいたします