阿部@佐倉です。

In article <a6wne.6$rZ3.0@news7.dion.ne.jp>,
 Tsuiki Hiroyuki <kamiture@f7.dion.ne.jp> wrote:

> >>  阿部さんの根本的な誤りがあるとすると、それは「表現の自由とはそもそも
> >> 何なのか」などという事は問題にされていない場面でそれを主題とした論陣を
> >> 張り続けていることでしょう。
> >
> >うーん、問題にされてないんですか?
> 
>  たとえば、「fjのルールを作る」というフェーズの話なら、それこそ阿部さ
> んの言う「表現の自由とは」というのは問題になるしょうけど、私はそういう
> 話は一貫してしていないつもりです。

「fjのルールを作る」というフェーズの話をしていたんじゃ
なかったのかなあ。勝手に読みすぎたのかな。でも、それなら
初めから違うって言ってくれればよかったのに……。

>  そういう連中が持ち出す「表現の自由」というのが、法的なそれとは合致し
> ないにもかかわらず、自らの正当化の御旗として「憲法で保障された表現の自
> 由」とかやる事をして、「それは憲法の保障する表現の自由ではない」と指摘
> しているのが私や佐々木さんの立場。
(中略)
>  そういう立場から、「法の虎の威を借りた表現の自由」批判をしているとこ
> ろへ、

この辺りは、先に引用した
「こうした形で運動論が法律論と絡み合うことには
プラスとマイナスがございます。表現の自由が政治的な
性格を持つ以上、理論が運動と絡むのは全く自然のこと
であります。また、運動論的な言葉の用い方を通じて、
結果として表現の自由の理解あるいは価値に対する社会の
認識が進む場合もございます。他方、運動の目的のために
表現の自由というものが言わば安売りされて、憲法学上の
厳密な概念ないし理論としての性格をあいまいにする危険
もあります」
ということもあるので、メリット・デメリットを考え、
対応すればいいのではないかな。もっとも、上記引用文は、
政治に関することだから、当てはまらないか。

いまの時点でうまく言えないけど、上手に話を持ってゆく
方法ってあるんじゃないかしら。

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阿部圭介(ABE Keisuke)
koabe@mars.sakura.ne.jp
関心 ・専門分野 :
 新聞学(ジャーナリズム、メディア、コミュニケーション)