古寺です。

SHIMADA,makoto さんは書きました:

>> 四国の晩年の「回転の固定化」を見て、全盛期の写真知識しか知らな
>> かったのでちょっと驚きました。
> 
>     回転機構のメンテナンスが面倒なのと普通列車に
>    使うようになって、そういう機構に不慣れな客が
>    ケガでもすると困るからでしょう。

驚いたのは回転化してさらに固めた後者の方で無く、特急電車然とし
た回転シートに変わってた事自体を知らなかったので。
現場の判断が分かれるところなのでしょうね。
同じ四国で185系気動車の一部が普通運用されてるという話は歴史が繰
り返しまくりですが、リクライニング固定とか、メンテナンスしたく
ないというのが有るのでしょう。
座席は回るらしいのですが。
関東以北だと、くだんの26(でしたね)-400の場合、回転機構をわざわざ
固定するのが面倒...という判断に振れたのか、そのまんまな感じでした。
'70年代後半の水郡線で希少なそれに当たった時は、座席がランダムな方
向を向いた状態で座られていました。
RJに掲載された気仙沼線全通時のルポでは確か進行方向に整えた状態で、
ハマり役だと思った物です。

地方路線・地方私鉄だと転換シートを採用してる場合は、ずっと旅客の
好きにバタバタ動かせるようになってるのが普通ですが。回転シート(特
にペダルロック)だと、綺麗にBOX配置に向き合わせちゃって、一方向に
向きそうにない感じ?にして、そのまま座らせてる場合が有りますね。
線名まで覚えてるとこだと、1980年当時の長野電鉄2000系特急かな。
え、固定化したの?と回してみたら前向きに出来たなんで話で(^^;
のちにどういう運用になったかは知りませんけど。
ああいうのは有料特急で終端駅の整備が(多分乗務員がやる)...で、
BOXにしておいて客が回さなければシメたものなんでしょうか(^^;

別の事情で、名鉄の非パノラマなSR車では、乗務員仕切り壁直後の一列
目を前(乗務員室向き)にすると足下がかなり狭くて。あれだけ転換慣れ
してる名鉄の旅客でも、あの列だけは仕切りを背にしたまま放ったらか
し(先頭車向きになるとき後ろ向きのまま、2列目とBOXになってしまう)
の傾向が有るように思えてました。どこぞ閑散路線末端の急行で5500系
に当たったとき、前を向けようとしたらギシギシに動きにくかった他、
7300,7700(一般仕様)でもその傾向が有ったような。
準パノラマコンセプトの新SR5700あたりはそうでもなかったですけどね。

7300が豊橋鉄道に行ったら、利用者の多い夕刻の新豊橋で、端部の席ま
でキッチリ転換してるのを見て「使われてるなぁ」と思いました。特に
若い女性客は向かい合わせが嫌なのか積極的ですよね。